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●Samurai Studio Japan Limited Edition、MDR-1RNCMK2、SoundTrue around-ear headphones有線タイプのヘッドホンを選ぶメリットは、音質の追求とコストパフォーマンスにある。この2点に注目して6製品をピックアップする。

○ヘッドホンはノイズキャンセリング、イヤホンはカナル型に注目

従来と違った使い方を提案する新機軸の製品はワイヤレスタイプに集中しているが、有線タイプのヘッドホンやイヤホンも着実に進化している。ヘッドホンはノイズキャンセリング機能搭載が目立つようになり、高音と低音それぞれに適したドライバーユニット2種類を搭載するハイブリッド型も増えてきた。また、イヤホンは耳栓のように耳の穴に押し込んで使うカナル型が主流となっており、この傾向はしばらく続きそうだ。イヤホンやヘッドホンは、聞く音楽や好みのサウンドによっても良し悪しが変わる。高額な製品を購入して「よくわからない」ではもったいない。初心者でも良い音を実感しやすい入門向けモデルを上手に活用したい。

○完実電気「Samurai Studio Japan Limited Edition」

○「b」のヘッドホンが帰ってきた! 日本限定カラーも揃えた新モデル

人気アーティストDr.Dreがプロデュースするヘッドホンブランド「Beats by Dr. Dre」の代表作「Beats Studio」の日本限定モデル。2008年に発売されて大ヒットしたモデルのニューバージョンで、より軽くより頑丈になり、「b」のロゴのあしらわれたイヤーカップもフィット感が増している。独自開発によるDSP「Beats Acoustic Engine」を備え、聴く音楽に合わせて自動的にモードが切り替わる2種類のノイズキャンセリング機能も搭載。折りたんで携帯用ケースに収納も可能だ。日本限定モデルはハードウェア仕様はそのまま、サムライカラーをベースに、ヘッドバンドの外側に日本刀の柄巻きのような模様が描かれ、内側には十一曜の家紋が施されている。

○ソニー「MDR-1RNCMK2」

○ノイズカットと音漏れ防止にこだわりたい人にオススメ

「MDR-1RNCMK2」は、ノイズキャンセリング性能に優れたヘッドホン。ヘッドホンの内側にフィードバックマイクロホン、外側にフィードフォワードマイクロホンと2つのセンサーを装備。逆位相の音を高精度に生成してノイズを低減する、デジタルデュアルノイズセンサーテクノロジーを搭載したことで、約99.7%という騒音低減率を実現している(同社測定法による)。また、装着時の気密性を高めるため、イヤーパッドの素材や構造が工夫されており、低域のサウンドを再生していても音漏れが低減されるので、電車内などでも使いやすい。着脱式のケーブルは3種類(1.2m、3.0m、リモコン/マイク付き1.2m)が付属。いずれも絡みにくい溝のついたセレーションコードが採用されている。

○ボーズ「SoundTrue around-ear headphones」

○ファッション性重視、軽くて疲れにくく長時間える!

「SoundTrue around-ear headphones」は、耳を覆って密閉するアラウンドイヤー型のヘッドホン。ボディカラーにブラック、ホワイト、ミント、ブラック&ミントの4色が用意されるなど、ファッション性も重視されている。音質面では、同社の独自技術「TriPortテクノロジー」を搭載。イヤーカップ内部の空気質量を緻密に制御することで深みのある豊かな低音を再生するというもので、"BOSEらしい音"を実現する技術だ。また、音楽再生時には心理音響学に基づいた音響チューニングが施され、人間が心地よいと感じる音質に仕上げる。イヤークッションも独自の軽量性と耐久性に優れたものを採用。ファッションにこだわりつつ、音質や可搬性も気にしたい人に注目してほしい製品だ。

●FreeStyle earbuds、ATH-CKR9、XBA-H1○ボーズ「FreeStyle earbuds」

○デザインが涼しい! ボーズのハイクオリティイヤホン

「FreeStyle earbuds」は、目が覚めるようなアイスブルーとインディゴの2色のカラーが個性的なインナーイヤー型イヤホン。同社の独自技術「TriPortテクノロジー」を搭載し、イヤホンが苦手としがちなドラムやベースの低音も、深みと広がりのあるハイクオリティな音質で再現する。また、S、M、Lの3サイズが用意されたStayHearチップは独自の半月形状を採用し、圧迫感を抑えながら耳にフィットするよう工夫している。汗や水しぶきに強い防滴仕様なので、屋外で多少アクティブな使い方をしても安心だ。本体カラーに合わせた専用キャリングケースが付属するのも魅力。スマートフォンやiPodなどのポータブル音楽プレーヤーを持ち歩くのがいっそう楽しくなるだろう。

○オーディオテクニカ「ATH-CKR9」

○高音から低音まで死角なし! 音楽をしっかり堪能したい人向け

「ATH-CKR9」は、オーディオテクニカが誇るカナル型の高級イヤホン・CKRシリーズの高解像モデル。ドライバーには、独自開発したφ13mmの「DUAL PHASE PUSH-PULL DRIVERS」を搭載。2つのダイナミックドライバーを向かい合わせに配置してPUSH-PULL動作を行うことで、相互変調を抑え、広いレンジに渡って歪みの少ない高解像度の音声を再現する。音響特性に優れた切削アルミニウム素材のハウジングにより、不要な共振を排除し、クリアなサウンドも実現。さらに低域特性の調整に優れた専用のアコースティックレジスターを採用する。抜けるような高音からお腹に響く重低音までしっかり楽しめ、ロック、フュージョン、クラシックなど幅広いジャンルの音楽で利用可能だ。

○ソニー「XBA-H1」

○高級イヤホンを試してみたい入門者に適したモデル

姉妹品として、ノイズキャンセリング機能を備えた「XBA-H2」(24,571円:税抜)と最上位モデルの「XBA-H3」(35,048円:税抜)がラインアップされおり、シリーズの中では最もリーズナブルなモデルが「XBA-H1」だ。カナル型の高級イヤホンの入門用としてオススメしたい。シリーズ共通の特徴は、独自のハイブリッド2ウェイドライバーユニット。中低域の音声を豊かに再現するφ9mmのダイナミック型ドライバーユニットと、高解像度な中高域の音声を再現するバランスド・アーマチュアドライバーユニットを組み合わせ、伸びのある高音と迫力のある重低音を両立する。コードには、表面の細かな溝で絡みにくくなったセレーションコードが採用されている。

(プラスワン・クリエイティブ)