グリコ乳業(本社・東京都昭島市)は24日、同社独自の「おなかで増えるビフィズス菌」配合ヨーグルトの『朝食 BifiX(ビフィックス)』シリーズをリニューアルする。生産ラインの新設なども行い、2016年度には12年度比で3倍の240億円の売り上げを目指す。(画像提供:グリコ乳業)

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 グリコ乳業(本社・東京都昭島市)は24日、同社独自の「おなかで増えるビフィズス菌」配合ヨーグルトの『朝食 BifiX(ビフィックス)』シリーズをリニューアルする。生産ラインの新設なども行い、2016年度には12年度比で3倍の240億円の売り上げを目指す。(画像提供:グリコ乳業)

 食品業界においては健康志向がますます高まりつつあり、乳酸菌やビフィズス菌など「善玉菌」などと呼ばれる腸内細菌も注目の度合いを高めている。それに伴いヨーグルトの市場は年々伸長しており、2013年は11年比で20%以上の伸びだった。

 グリコ乳業は長年の菌研究により発見した、生きて腸まで届きお腹で増えるビフィズス菌「BifiX」を配合したヨーグルト『朝食BifiX』シリーズを2008年に発売した。

 消費者の日々の健康づくりに役立ててもらうには「毎日おいしく食べられる」ことが大切と考え、今回、同シリーズの味を改良した。『朝食BifiX 400g』の場合にはあと味をスッキリと、「フルーツシリーズ」はよりフルーティーに、さらにヨーグルトと相性の良い「アロエ」を新たに発売する。

 グリコ乳業は「健康志向が高まる中、グリコ独自のビフィズス菌を配合したヨ-グルトで、市場の一層の活性化を図る」考えだ。

 日本におけるヨーグルト市場の売り上げ規模は、2011年が2767億円、12年が3205億円、13年が3392億円とはっきりとした増加傾向を示している(沖縄を除くスーパーマーケットとコンビニエンスストア合計)。

 グリコ乳業の『朝食BifiX』シリーズの売上高は2012年が80億円、13年が110億円(見込み)で、ヨーグルト全体の伸びを大きく上回る前年比38%程度の売上増を示した。今回のリニューアルで、これまで以上に「毎日おいしく食べてもらえるヨーグルト」を提供し、16年度には240億円と、12年度比で3倍の売り上げ達成を目指す。(編集担当:中山基夫)