1月2日、東京・浅草で開幕した『新春浅草歌舞伎』で鏡開きを終えた、市川團十郎(66)の長男・海老蔵(35)。團十郎の体調を気遣う取材陣からの問いかけを「まぁまぁまぁ」と制しながら、いまだ病院で闘病中だと明かした。

 團十郎は先月18日、京都・南座公演を風邪のため休演。その後も療養を続け、1月の新橋演舞場公演も肺炎の兆候が見られると休演している。

「團十郎さんは12月下旬に帰京し、主治医のいる都内の病院に入院しました。舞台のほかに講演などで忙しかったこともあり、疲れがたまり、免疫力が落ちたため大事をとってしばらく入院していると聞いております」(舞台関係者)

04年に白血病を患った團十郎。今回、彼が入院しているのは1泊4万8千300円という特別個室。年末の28日の夕方4時過ぎ、車椅子に乗った團十郎が検査室に入った。“成田屋の色”である柿茶色の袖なしの羽織に、ニット帽とマスク姿――。点滴などはしていなかったものの、顔色は青白く、ひと周り小さく映った。

 團十郎は3月に『オセロー』で初めて歌舞伎以外の舞台に立つことが決まっている。

「今春、新たな挑戦を行う矢先だけに、万が一にも白血病が再発しないよう、團十郎さんは主治医とともに細心の注意を払って体調回復に努めていると聞いています」(前出・歌舞伎関係者)