躍進したチームの分析


躍進したチームは、投資よりも大きい成績を生み出したということになります。当たり前ですがw
それでも、二つに分けられるかと思います。


  1. 独自の高効率投資メソッドを持つチーム

  2. 平均どおりを狙ったら大成功



1.の独自の高効率投資メソッドを持つ例は、G大阪や川崎Fです。
G大阪や川崎Fは、平均程度の効率だと上位にちょっと届かないくらいの勝ち点しか得られない投資額ですが、どちらも優勝を狙っているチームです。まるで投資効率が高いことはわかっているといわんばかりの態度ですw

2.の平均どおりを狙った例は、優勝した名古屋と、非常に大成功した仙台、新潟、山形です。
名古屋は投資額的にも優勝することを狙ったわけですが、そのとおりどころか、それ以上のダントツの結果を出してしまいましたw
仙台、新潟、山形は投資額的には35〜40程度のラインを狙った投資額でした。残留ラインはほぼ試合数と同じ、優勝ラインはほぼ試合数の2倍、という目安があるため、これはとりもなおさず「残留」を目標としていたということでした。残留だけではなく、それ以上の効率をたたき出して中位まで食い込んだこれらのクラブは賞賛してよいと思います。ホント。


低迷したチームの分析


低迷したチームには三種類あるかと思います。

  1. 過剰投資

  2. 極端な成績不振

  3. 投資不足



1.の過剰投資は、大宮です。
ターゲットにしているのはおそらく(認めないと思いますが)勝ち点45程度であろうかと思いますが、それに比べて4億円近く多い投資を行っています。
今年のターゲットは9位以内、勝ち点50ですが、それでも2億円近く多い。金余りというイメージの割にドコモをはじめとするスポンサーへの経営依存が大きい大宮ですが、もうちょっと経営効率化をしたほうがいいのではないでしょうか(偉そう過ぎる)。

2.の極端な成績不振は浦和、FC東京、京都です。
浦和は最低でも勝ち点60、できれば優勝ラインの70オーバーを狙うに十分な投資を行っていますが、まさか50を切るとは思わなかったのでしょう。
FC東京も、ターゲットは中位確保(勝ち点約50)できれば優勝に絡む、位だったでしょう。投資額的にもうまくやれば勝ち点60弱くらいは見込めたという点で、まさかの降格といっていいでしょう。
京都も、投資額的には勝ち点45程度、残留には妥当なラインです。が、まあ最悪の効率でした。
このケースは、躍進したチームの逆のケースです。まあ、出てきます。こういうケースは。

3.の投資不足は湘南です。
平均的な効率で勝ち点を獲得しても、勝ち点が33〜35にしかならない投資額でした。
前述のとおり、残留ラインはほぼ試合数と同じという目安がある中、これでは最初から奇跡の残留を期待しているようにしか見えません。


まとめ


そんなものないですが、こうやって投資を見てみると、どこを目標にしていて、何が狙い通りだったのか、狙いから外れたのか浮き彫りになりますね。