――「One Step」の歌詞は、「みんな 違うね」と始まるけど、「だけど 似ている」とか、最後は「いっしょに行こう」と締めていたり、moumoonの音楽を通じて繋がる人達をイメージしました。

YUKA:ありがとうございます。お客さん同士が、例えば箱の中に入っていて、みんなバラバラの世界を生きていて。「何してる人だろう?」とか「どこから来たのかな?」とか思うこともあると思うんですよ。もちろん観に来てるけど、みんなそれぞれ別々の暮らしをしているし、別々の事情があるだろうし、別々の恋をしていて。だけど、そういう人達が、なんとなく痛い所が同じだったり、好きなことが似ていたり、繋がっているんだなって改めて感じたから。人間関係で、理解し合えないことですごく傷付いたりもするけど、それを包み込めるような曲にしたいと思って作りました。

MASAKI:今回のアルバム全体を通して表現したいとか伝えたいことって、ポジティブに前向きに笑っていよう、ということなので、この曲はすごく他の全体に合っていますよね。

――3月5日の福岡DRUM Be-1から20日の東京・中野サンプラザまで全国7ヶ所で『FULLMOON LIVE TOUR 2011「15Doors〜どこまででもドアー〜」』を行いますが、今までで1番本数が多いですよね?

MASAKI:そうですね。インストアとか単発では、沖縄とかやらせてもらってるんですけど、やっと主要都市に行けるなという。なかなか行けない所で、ちゃんと練って作ったツアーが出来なかったので楽しみですね。

YUKA:ワンマンライブですから、嬉しいよね。

――ツアーに向けて考えていることはありますか?

YUKA:「15 Doors」に入っている新曲もやりたいし、入って来てくれた人達を、更に次の場所に連れて行けるような、心が跳ね上がるような時間にしたいなと。その場所でライブが出来るのは、一生に一度しかないので。何回もする訳じゃないから、ひと回しでの勝負じゃないですか。だからもう、1ヵ所1ヵ所に賭けますね。

MASAKI:アルバムが出てすぐなんですけど、聴いてもらえた人には、またアルバムの音とも違うことが出来るし。なかなか生バンドでちゃんと出来なかったので、楽しんでもらいたいのと。今回の曲は、ライブのこともすごく考えて作ったので…。

YUKA:だからぁー、それは内緒だって言ってるじゃん!(笑)。

――セットリストもお楽しみにということで(笑)。ファイナルはホールで、中野サンプラザですね。

YUKA:みんな座れますよ!ヤバイよね。

MASAKI:それが嬉しいですね。バラードもいっぱいあるので、椅子がある所がいいなと、いつも言ってるんですけど、良かったですね。ライブハウスはライブハウスで、すごく元気な感じで楽しいんですけど。

――今後、やりたいと考えていることはありますか?

YUKA:また色々、実験ですね。曲になる前の「こういう音を重ねてみよう」とか「こういう声を重ねてみよう」と言って、偶然良くなったものが曲になっているので、実験を繰り返して。それが無いと始まらないので、楽しんでやりたいですね。

MASAKI:同じですね(笑)。実験というか、デビューしてからずっと色々、録音とか「試しにコーラスをここ入れてみて」とか、面白い感じとか、そういうことの積み重ねで出来てきたので、そういうのをもっと色々やっていかないと。また次に出す時に、どんどん新しいことにチャレンジしていきたいなと思ってて。また新たな実験をしないと、それは生まれてこないと思うので。

YUKA:化学変化が起きた時には絶対に、気持ち良さ、切なさ、刺激があると思うので。それがまた楽しみですね。

――直近では、ライブを楽しみにしていますので。

YUKA:頑張ります。何かしらスペシャルがあります!

MASAKI:楽しみにしていて下さい!

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