「人間のレジだけにしろ!」セルフレジができなくて怒鳴り散らす男性。現れたシニア女性の“鮮やかな仕草”で空気が一変
今回は、スーパーのセルフレジで起きたトラブルと、そこから考えたい現代の問題についてご紹介します。
◆店内に響いた怒鳴り声
ある平日の夕方。塚地麻里子さん(仮名・34歳)は、仕事帰りに駅前のスーパーへ立ち寄りました。
「その日は疲れていて、とにかく必要な物だけ買って、早く帰ろうと思っていたんです」
買う物を選んだ麻里子さんは、レジへ向かいました。店内は仕事帰りの客でほどよく混雑していましたが、セルフレジは数台空いており、会計はすぐに終わりそうな雰囲気だったそう。
男性は不機嫌そうな表情でセルフレジの前に立ち「何で俺が自分で機械なんか使わなきゃいけねぇんだ!」「人間のレジだけにしろ!」「説明が分かりづれぇんだよ!」と次々に不満をぶつけていました。
店員さんが「ご案内しますので一緒にやってみましょうか」と丁寧に声をかけても「だから分かんねぇって言ってんだろ!!」と怒鳴り返す始末。
さらに後ろに並んでいる客たちにまで「こんなの便利だと思ってんの若い奴だけだ! 年寄りは来るなって言いたいのか!」と絡み始め、周囲の空気は一気に重苦しくなりました。
「店員さんもかなり困っていて、周囲もどうしたらいいのか分からない空気になっていましたね」
◆誰も言えなかったことを代弁した女性
誰もが様子をうかがうばかりで、なかなか声を上げられない。そんな状況の中、列の後方にいた60代くらいの女性が一歩前へ出たそう。
「するとその女性は『いい加減にしたら? 騒ぐ暇あるなら覚えればいいの! 私だって最初は分からなかったわよ』とおじさんに負けない声量で言い放つと、続けて『年寄りだからできないんじゃないの。“覚える気がない人”ができないの!』とセルフレジをピッ、ピッと鮮やかに操作して見せたんですよ」
そのあまりの勢いに、その場にいた人たちは思わず目を丸くしました。
◆おばさんの正論におじさん撃沈
しかし女性の説教はそれで終わらず「店員さんに怒鳴るなんて最低よ。『教えてください、お願いします』でしょ? あと後ろ見なさい。みんな待っているの!」そう言って後ろの列を指差しました。
すると並んでいた客たちの何人かが、無言でうなずいたそう。


