50代・夫婦ふたり暮らし、やめてよかった「食品ストック」2つ。あえて増やしたものも
日用品や食品のストックは「適正量」の見極めが難しいもの。整理収納アドバイザーでライフオーガナイザーでもある井手本亜希さんは、子どもが進学で家を出たことを機にストックを見直したそう。今回、ライフスタイルの変化に合わせて井手本さんがストックするのを「やめたもの」と、逆に「あえて増やしたもの」について紹介します。

日用品や食品をストックするメリット・デメリット
筆者は50代の夫婦と大学生の息子の3人家族。息子が進学を機にひとり暮らしを始め、夫婦ふたりで3DKのアパートに住んでいます。
同居する人数が減り、以前と同じようにストックを続けるべきか、それとも人数が減ったので、単純に減らしてもよいものか見直してみることに。
見直しにあたり、まずは日用品や食品をストックするメリットとデメリットについて、整理してみました。
●ストックがもつ「メリット」
日用品や食品のストックは、忙しくて頻繁に買いに行けない、予備があると安心、安いときに購入できるなど、多くのメリットがあります。
ある程度ストックをもっておくことで、買い物の回数が減って時短になったり、節約になったりします。また、災害時やコロナ禍に店頭から商品が消えて不安になったことがあり、ストックがあることが安心感につながっていました。
●ストックをもつことの「デメリット」
一方で、ストックをもつには収納場所が必要なこと、管理が甘いとムダ買いにつながるなどのデメリットも。
それを踏まえると、ストックのポイントは、適切に管理できる場所と仕組みを用意することだと感じました。
ストックをやめてよかったものは

そんなわが家でストックをやめてよかったものは、以下のものです。
●1:息子用に買っていた食品や日用品
息子がひとり暮らしを始める前は受験生だったため、塾に行く前に食べていた軽食を多めにストックしていましたが、息子が家を出たあとは不要になりました。
ほかにもシャンプー・コンディショナー・洗顔フォームなど、息子がいなくなったことで消費量が大きく変わったものは、量を減らすことに。
●2:どこのスーパーでも買いやすい「調味料や調理用の油」

また、近所のスーパーで買える調味料や料理用の油などもストックから減らすことにしました。
しかし、自家用車で運ぶ大きなものやこだわりがある調味料は、引き続き同量をストックすることに。
●ストック量の見直しポイント6つ
ストックの見直しにあたり、筆者が重視したおもなポイントは以下の6つです。
・今の家族に必要なものかどうか
・買い物の頻度と必要な量
・適切に管理できる収納場所があるか
・ストックしていると安心するもの
・なくなってもすぐに購入できるもの
・買い物の際の運ぶ負担
とくに、わが家のような年を重ねた夫婦の場合、「買い物の際の運ぶ負担」は意外と重要なポイントに。
家族が減ったから減らそう、と安易に考えず、さまざまな視点で見直すようにしたことで、納得感のあるストックのラインナップになりました。
「あえて」多めにストックしているものは

一方で、見直しの結果、多めにストックするようにしたものも。
それは「水」「トイレットペーパー」「米」です。これらは過去10年以内に、災害やコロナ禍などで店頭から姿を消した商品。そのときにストックがあって安心した経験から、多めに常備しておくことを意識しました。

わが家では、米は毎年新米の時期に、以前と同じ量を農家の方から直接購入。
夫婦ふたりで食べる量は減ったものの、ときどき息子宅に送ることもあり、「少し余っているくらいの方が万一のときでも大丈夫」という安心感も含めて、多めにストックしています。
日用品や食品のストックは、家族やライフスタイルなどによって適正量が変わります。見直しの際は、今の生活に必要かどうか、買い物の頻度やストックしておいた方が安心かどうか、といった視点から自分の暮らし方に合ったもち方を検討することが大切。
これからも暮らしの変化に合わせて、ストックの適正量を見極めていきたいと思います。
