友人から“テスラのモデル3”が「国産アルファードより安かった」と聞き衝撃! 自分と同じ「年収500万円」ほどなのに、なぜ“安く買えた”のでしょうか?「価格の逆転」が起きる理由
日本で購入できるテスラの価格はいくら?
はじめに、日本で購入できるテスラ モデル3の価格を見ていきましょう。モデル3は、テスラのなかでも比較的手が届きやすいエントリーモデルで、2026年7月8日時点のグレードごとの車両本体価格は以下のとおりです。
Model 3(RWD):531万3000円
Model 3 ロングレンジ(AWD):621万9000円
Model 3 パフォーマンス(AWD):725万9000円
たしかに表示価格は500万円を超えており、年収500万円クラスの会社員には重く映るかもしれません。ところが本当に大切なのは、補助金を差し引いたあとの実質負担額のほうなのです。
国産アルファードの価格はいくら? グレード別の定価を確認
次に、比較対象となる国産アルファードの価格を確認してみましょう。2026年6月の改良後、トヨタのアルファードは最も安いグレードでも550万円を超える価格帯に位置しています。主なグレードの車両本体価格は、以下のとおりです。
ガソリンZ(2WD):559万9000円
ハイブリッドG(2WD):559万9000円
ハイブリッドZ(2WD):639万9800円
ハイブリッドZになると640万円近くに達します。年収500万円の会社員が新車で狙うなら、下位グレードでも相応の資金計画が求められるでしょう。
「テスラが国産アルファードより安い」と言える理由
テスラ モデル3は、国のCEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)に加えて、自治体の助成も受けられる対象車です。
2026年のCEV補助金は最大127万円まで拡大されており、モデル3 RWDなら車両価格は実質およそ404万円まで下がります。東京都のように自治体独自の助成を上乗せできる地域では、実質300万円台での購入も見えてくる計算になります。
一方で、アルファードのガソリン車やハイブリッド車は、基本的に補助金の対象外となっています。結果として、531万円のモデル3が実質400万円前後まで下がるのに対し、560万円のアルファードは定価のままとなるわけです。
10年乗るとどのくらい違う? テスラと国産アルファードの燃費を比較
価格だけでなく、長く乗ったときの差も気になるところではないでしょうか。実は、モデル3とアルファード、両者の違いは、購入時よりも10年後のほうがはっきりと開いていきます。年間1万キロメートルを10年間走らせた前提で、燃料代の違いを具体的に見ていきましょう。
テスラ モデル3はバッテリー容量が非公開のため、公式な燃費は確認できません。今回はおよそ7キロメートル/キロワットアワーと仮定して計算します。すると、走行距離が年1万キロメートルなら消費電力は約1429キロワットアワーとなり、自宅充電の電気代31円/キロワットアワーで計算すると年間およそ4万4000円に収まります。
対するアルファード ガソリンZ(2WD)はWLTC燃費が10.9キロメートル/リットルで、走行距離年1万キロメートルだと年間約917リットルとなり、ガソリン165円/リットルなら年間およそ15万円かかります。
10年に換算すると、テスラが約44万円、ガソリンZが約150万円となり、燃料代だけで約106万円もの差が生まれる計算です。
まとめ
テスラ モデル3が国産アルファードより安く買えた背景には、補助金が適用されるかどうかという違いがありました。
モデル3は最大127万円のCEV補助金と自治体の助成によって、531万円の車両が実質400万円前後まで下がる一方、アルファードはガソリン車やハイブリッド車だと補助金の対象外で値引きも乏しく、定価に近い金額が必要になります。
さらに10年という長い目で見れば、モデル3の燃料費(電気代)の安さから、維持費だけで数十万円から100万円規模の差が積み上がっていきます。
年収500万円の会社員でも、補助金を上手に使えばモデル3は十分に手が届く一台です。憧れだけで終わらせず、まずはお住まいの自治体の補助制度を調べ、実質価格を具体的に試算してみましょう。
出典
Tesla Model3
トヨタ アルファード
執筆者 : 高柳政道
FP1級、CFP、DCプランナー2級

