メジャーが本気で狙う157km右腕横浜・織田翔希 夏の甲子園に一抹の不安
今秋ドラフト1位候補で最速157キロ右腕の横浜・織田翔希(3年)は、足が悲鳴を上げながらも渾身のストレートを投げ込んだ。
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桐光学園との神奈川大会決勝(横浜スタジアム)。100球を超えて迎えた九回2死からアクセルを全開。157キロ、156キロ、157キロ、155キロ、155キロと快速球を怒涛の5連発。相手打線を1失点に抑える130球の完投勝利で、2年連続22度目の夏の甲子園出場を決めた。春を含めて4季連続で聖地のマウンドに立つ。
先発した準決勝の慶応戦では七回に右足をつって途中降板。右ハムストリングの違和感を抱えるなど、足の状態は万全ではなかったが、村田監督によれば、自ら決勝戦の登板を直訴したという。勝利の瞬間、涙を浮かべた怪腕は、自ら歩くことが困難となり、最後は同僚選手におぶられていた。
「状態は特に問題ありません」
試合後、気丈に答えた織田は昨冬から体重が増え、エンジンもさらに大きくなった。今春センバツで150キロだった最速は7キロもアップ。指名打者制が導入され、投手に専念できることもプラスだ。日本のプロ野球に限らず、ドジャースやヤンキースなどメジャー球団も熱視線を送る中、甲子園で新たな伝説をつくる可能性すらある。
一方、ここまでの織田は、ケガやアクシデントに見舞われるケースが少なくなかった。この神奈川大会では、準決勝の慶応戦に加え、2回戦の湘南工大付戦でも打球が左足の骨に直撃、緊急降板を強いられた。昨夏の県大会や2年春のセンバツでは胃腸炎に見舞われ、センバツでは点滴を打ちながら登板したほどだ。
さるパ球団のスカウトは、「最終回、2死から明らかにギアを上げた投球は圧巻でした」としたうえで、こう続けた。
「しなやかなフォームで出力も非常に高い。スライダーも優れており、日増しに成長しているのは間違いない。しかし、まだまだ線が細いゆえに肩肘に故障リスクを抱えているのは確か。まして、織田を巡っては、複数のメジャー球団が本気で獲得を狙っています。ドジャースは親御さんにも会ったそうですし、レンジャーズも織田の地元である北九州の恩師に接触していると聞きました。本人もメジャーに関心があるといいます。そうなると、甲子園でケガをするわけにはいかない。痛めたハムストリングの故障はクセになりやすい。優勝が懸かっている決勝戦まで進めばともかく、あまり無理はできないでしょう」
新たな甲子園のスター誕生は待ち遠しいが、過度な期待はしない方がいいかもしれない。
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今夏の地方大会は大阪桐蔭を筆頭に強豪校が序盤でことごとく姿を消したが、いったいなぜこのようなことが起きるのか。●関連記事 【もっと読む】 夏の甲子園優勝候補が地方大会で早々と散る理由 では、それらについて詳しく報じている。
