脳科学者の茂木健一郎氏が自身のYouTubeチャンネルで「高市政権に対する、現時点でのわたしの率直な「評価」と「感想」」を公開した。動画では、憲政史上初の女性総理として国政に取り組む高市早苗氏の政策について、茂木氏がニュートラルな立場から各論点の評価と懸念を語っている。

冒頭で茂木氏は、党派を超えて女性総理を「応援したい」とエールを送る。一方で、個別の政策については自身の見解を明確にした。皇室典範の改正に関しては現在の方向性を「妥当」と評価。しかし、国旗損壊罪の新設は「政治的リソースを割く意味がない」、消費税の期限を区切った軽減は「税制は安定性が大事」として不必要だとした。また、国会議員の定数削減についても、国家財政への影響が少ないことを理由に「よく理解できない」と疑問を呈している。

外交面では、アメリカやG7との関係構築を評価しつつも、中国との関係には強い懸念を示す。「非常に経済活動を含めて国益を損している」と述べ、高市氏の政権運営における最大の課題だと指摘した。さらに、最も期待を寄せる経済政策については、日本経済の成長力を取り戻すためにも「多くの人の力を結集することが大事」と強調。インテリジェンスや戦略の重要性を説き、「チームジャパンの力が問われている」と語った。

最後に茂木氏は、総理大臣という激務に対して「十分に休めないと集中して、よい判断ができない」と脳科学者ならではの視点で言及。リラックスモードである副交感神経を働かせることで質の高い判断ができると説明し、「時々休む馬車馬になっていただきたい」と独自の表現で要望した。自身を「ニュートラルな立場」だと定義しつつ、国全体の未来を見据え、「みんなで考える必要がある」と視聴者に呼びかけて動画を締めくくった。

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