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国の重要文化財『旧奈良監獄』が、高級ホテルへと生まれ変わり、どんなホテルなのか、瀧口麻衣アナウンサーが取材しました。

今月25日、奈良県にオープンしたラグジュアリーホテル『星のや奈良監獄』。日本初の元監獄を改装してつくられたホテルです。案内してくれたのは『星のや奈良監獄』総支配人の掛川暢矢さん。

瀧口キャスターが、「この門も監獄の一部だったんですか?」と質問すると、掛川総支配人は、「そうです。旧奈良監獄時代に建物と一緒に竣工(しゅんこう)されたものでして、旧奈良監獄を象徴する表門(ひょうもん)と呼ばれております」と答えました。

明治時代につくられた『旧奈良監獄』。近年は少年刑務所として使用されていましたが、2017年に閉鎖。同時に国の重要文化財に指定されました。

まず訪れたのは、ホテルに併設されたミュージアム。ここには廊下や独居房が当時の状態で残されています。

瀧口キャスターは、「両手を広げて壁に届かないくらいの広さと、天井が高くて3メートル以上あるのかな…」とリポート。他にも、監獄の歴史や現在の刑務所の暮らしを学べる品々も展示されています。

そして、ホテルの中に進んだ瀧口キャスターは、「うわぁ。すいこまれそうな。どこまで続いてるんだろう」とホテルに入った感想を話しました。

ホテルのほぼ中央に位置する看守所があった場所は、5つの方向に伸びる監獄の廊下すべてを効率よく監視できるようこの形が考案されました。

瀧口キャスターが「扉が何個も連なってますよね。これがホテル(の客室)になってるんですよね?」と尋ねると、掛川総支配人は「わからないですよね」と話し、瀧口キャスターは「一瞬ちょっとわからなくて」と答えました。

客室がつくられていたのは、先ほど見た独居房の中。どんな部屋に生まれ変わったのか室内に入ってみると…。

瀧口キャスターは「うわぁ〜。あ!左右に部屋が広がってますね」と室内の様子を話しました。客室はなんと10の独居房をつなげてつくられているんです。

また、瀧口キャスターは「ふかふかのソファがあったり、照明もあったり。すてきなお部屋になってますね」と客室内を紹介。

落ち着いた雰囲気がただようスイートルーム。1部屋、14万7000円から泊まることができます。

監獄をホテルに改装する上で大変だったことを聞くと掛川総支配人は、「重要文化財として絶対に譲れないものというのもありまして、例えばお部屋の外の扉は外してはダメですっていうふうになってます」と話しました。

重要文化財の中でも、監獄の扉は手を加える許可が下りず、その内側にもう1枚ドアを付けて客室の入り口にしました。他にも、壁のレンガや監獄の特徴を残す鉄格子は部屋のデザインとしてそのまま生かしています。

星のやが提供するのは“非日常体験”といいます。

瀧口キャスターが「来てくださったお客様にどういった体験をしていただきたいと思いますか?」と尋ねると、掛川総支配人は「例えば日々考えられないことをお部屋の中で考えていただくとか、普段触れない文学に触れるとか、そういったこともこの施設はできるのかなと。なので日常に持ち帰ったときに“この施設に来たらなんか一歩、このきっかけが生まれたな”とか“これやってみようかな”とかそんな体験を提案できるといいなって思っています」と語りました。

(6月29日放送『news every.』より)