「安定感はブラジルに欠けた要素」サッカー王国で拡大する森保ジャパンへの“警戒心” 母国代表は「いまだに確立途上」【W杯】

安定感に欠けるというブラジル。ネイマール復帰は追い風になるか(C)Getty Images
北中米ワールドカップ(W杯)は決勝トーナメントを戦う32か国が出揃った。グループFを1勝2分け、勝ち点5の成績で2位通過を果たした日本代表は、現地時間6月29日にブラジル代表と対戦する。
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史上最多の優勝5度を誇るサッカー王国との対戦は、森保一監督率いる日本にとって大きな試練となることは間違いない。昨年10月の親善試合で日本が勝利している事実は、ブラジルから“驕り”を消し去る要素に他ならず、今回の対戦では間違いなく、全力を傾けて白星を掴みに来るはずだ。
当然、森保ジャパンに対し、決勝トーナメント初戦での劣勢を予想する声は少なくない。だがブラジル国内からは、日本が築き上げてきたチーム力を警戒する反応も聞こえてきている。
ゴイアス州を拠点とするニュースサイト『mais goias』では、27日に「なぜ日本代表はこれほど倒しにくいのか」と銘打ったトピックを配信。日本チームの評価として、「W杯でブラジルと対戦する日本代表の強さは、戦術的規律、精神力、そしてボールを持った際の素早さにある」などと綴っている。
さらに、「戦術的な組織力、フィジカルの強さ、チーム全体の規律、そして欧州主要リーグでプレーする選手の増加を兼ね備え、現在の世界サッカー界でも屈指の戦いにくいチームとなっている」と論じている他、に加え、「もはや1人のスター選手に頼るチームではない。最大の武器は、組織としての完成度にある」とパフォーマンスを分析している。
リオデジャネイロの日刊紙『O DIA』も公式サイト上でブラジルと日本の対戦を展望。同メディアは、「ブラジル代表にとって、ワールドカップ決勝トーナメント初戦は決して楽な戦いにはならない」と主張する。その上で、「ベスト16進出を懸けて最初に立ちはだかる日本代表は、長年にわたる安定したチームづくりを武器に、大会での躍進を狙っているからだ。そして、その『安定感』こそが、ブラジル代表にとってワールドカップまでの準備期間を通じて最も欠けていた要素でもあった」と指摘。
また同メディアは記事の中で、ブラジルが前回のカタール大会以降で目まぐるしく監督が変わったと振り返りながら、自国代表チームの現状について、「いまだに自分たちのスタイルを確立する途上にあり、個々の選手の高い能力を生かしながら、試合を重ねるごとに完成度を高めていこうとしている」との見解も示している。
対戦相手国メディアも称賛する、森保ジャパンのチーム力。8年間にわたり磨かれたポテンシャルを存分に発揮できれば、ブラジルからふたたび勝利を得る可能性も決して低くはないはずだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]

