名古屋に3年ぶりのタイトルをもたらした長谷川監督。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 11月2日、名古屋グランパスは国立競技場で開催されたルヴァンカップ決勝でアルビレックス新潟と激突。3−3で突入したPK戦を5−4で制し、3年ぶり2度目の栄冠を掴んだ。

 名古屋を率いる長谷川健太監督は、2014年にガンバ大阪、20年にFC東京で指揮官としてルヴァン杯を制しており、今回で大会史上最多となる3度目の優勝監督に。この一戦を視察に来ていた日本代表の森保一監督からは「勝負師としての力を持っている方だなと。チームを勝たせられる名将だと思います」と称賛された。

 その賛辞を受けて、長谷川監督は試合後の記者会見で「今日のゲームで勝負師として試された瞬間は?」と質問されるも、「全くないんじゃないですかね(笑)」と回答。「(決勝が)6度目で3回ですから。5割の確率なので、8割とかじゃないと勝負師とは言えないと思います。今日も選手たちに勝たせてもらいました」と謙遜した。
【画像】激しい戦いに勝利しルヴァンカップの頂点に立った名古屋グランパスサポーターたち!!
 また激闘のなかで、勝敗を分けたポイントを訊かれると「山岸(祐也)がPKを決めたことですね」とし、PK戦での秘話を明かした。

「彼はPKが苦手な選手で、本来、5番目のキッカーは河面(旺成)だったのですが、コンディションが悪いなかで最後までよく頑張ってくれていたので、繰り上げで変えました。『(山岸に)大丈夫か?』と聞いたら、一瞬、間があって『いけます』と答えたので、最後は外したら仕方ないと思って見ていました。キャスパー(・ユンカー)が決めて、山岸が成功させたところがポイントだったと思います」

 そして、最後には今回の優勝について「ミッチ(ランゲラック)がすべてだったと思います。PK戦ではさすがの威圧感だった。他のみんなも崩れずによく戦ってくれた」と述べて、今シーズン限りで退団する守護神や選手たちを労った。

取材・文●中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)