山頂からの眺めを楽しむ登山者=鳥取県の大山で2024年9月14日午前10時5分、渕脇直樹撮影

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 厳しい残暑が続く中、涼感を味わおうと、中国地方の最高峰、鳥取県の大山(1709メートル)は多くの登山者でにぎわっている。

【写真】大山から見えるふもとの景色

 山頂はふもとより10度ほど気温が低く、環境省の調べでは例年、9月の連休中は多い日で1000人以上が入山する。14〜16日の3連休はおおむね好天に恵まれ、登山道が狭い6合目付近ではすれ違う登山者で渋滞が発生していた。登山者は山頂から日本海や中海を眺めながら食事を楽しんでいた。

 21〜23日の3連休も大勢の登山者が見込まれるが、台風が日本に接近しており、推移次第で山域は荒天となる恐れがある。大山ナショナルパークセンター(大山町)の担当者は「天気予報に注意し、無理な登山は控えてほしい」と呼びかけている。【渕脇直樹】