人気ラッパー「パフ・ダディ」が性的人身売買などの罪で逮捕・起訴…麻薬使用し拒否する女性の髪をつかみ引きずり回す 動画撮影し脅迫も

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アメリカの人気ラッパーで「パフ・ダディ」や「ディディ」の名前でも知られるショーン・コムズ被告が16日、ニューヨークで性的人身売買などの罪で逮捕され、起訴されました。

ニューヨーク州の連邦地検はショーン・コムズ被告が性的人身売買などの罪で起訴され、捜査当局が逮捕したと発表し、起訴内容の詳細を明らかにしました。コムズ被告は無罪を主張していますが、検察は「逃亡のリスクが非常に高い」として、裁判までの勾留を求めています。

コムズ被告は、90年代からラップ歌手として人気を博し、マライア・キャリーやメアリー・J・ブライジさんらの作品にもプロデューサーとして参加するなど、音楽界に大きな影響力を持っており、アメリカメディアは「第2のエプスタイン事件」に発展する可能性があると報じています。

検察が発表した起訴内容は以下の通り。

「コムズ被告は、女性の被害者に対し複数の男性の売春夫らと行う長時間の性的パフォーマンスに参加するよう強要、脅迫した」
「その行為は数日間続くこともあり、様々な麻薬が使用された」
「コムズ被告は被害者の動画を撮り、被害者を脅迫するのに利用した」
「参加を拒否すると、被害者の髪をつかんで引きずり回したり、殴る蹴るなどの暴行を加え、治療に数週間かかる怪我を負わせた」
「家宅捜索で、大容量の銃器や弾薬、性行為に使用されたベビーオイルや潤滑剤1000本以上が押収された」