初タイトルを狙うサヴォーナ

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 「オールカマー・G2」(22日、中山)

 今度こそタイトル奪取だ。キズナ産駒の4歳馬サヴォーナは、デビューから大崩れのない堅実派。重賞でも神戸新聞杯でサトノグランツと頭差、日経新春杯ではブローザホーンと1馬身差でいずれも2着と好勝負を演じた。いつ重賞に手が届いても不思議ではない。

 前走の函館記念は1番人気に支持されたが4着。これは大跳びゆえに最内枠が災いし、道中は窮屈な走りを強いられた。柴田助手は「ずっと狭い所を走っていました。最後は巻き返しているんですけど…」と枠順と展開を嘆く。

 反撃の秋。12日には栗東CWを単走で6F76秒3−36秒2−12秒1をマークするなど調整は順調だ。同助手は「大人になってきました。落ち着いてどっしりしてきましたし、いい雰囲気」と心身の充実を強調する。

 中山は新馬戦(5着)、京成杯(4着)以来。同助手は「賞金も加算したいですし、何よりタイトルを獲ってほしいですよ」と願いを込める。初コンビとなる横山武を活性剤に、9度目の重賞挑戦で善戦マンの殻を破ってみせる。