Image: Florence Ion / Gizmodo

ドイツはベルリンで開催中のIFA(国際コンシューマ・エレクトロニクス展)。各メーカーが、新モデルやコンセプト端末をお披露目しています。が、中でも目を惹いたのは、Lenovoの踊るノートパソコン「Lenovo Auto Twist AI PC」。

ディスプレイの動きが「踊る」ように自由

Lenovo Auto Twist AI PCは、現時点ではコンセプト端末。ゆえに、端末自体のスペックはまったくわからないものの、肝となるのは回転するディスプレイ。

ノートパソコンにおいて、ディスプレイとなるのが上部。キーボードやトラックパッドを有するのが下部。この上下がヒンジで繋がれていますが、Lenovo Auto Twist AI PCはこのヒンジが非常に特殊。真ん中一箇所、ほんの一部分のみで接続されており、ここを支点として右へ左へと画面をひねります。名前の通りTwistするんです。

Image: Florence Ion / Gizmodo

AI PCなので、ユーザーの目の動きをトラッキングし、自動で画面を回転させる機能も。また、音声コマンドで、画面を回転させることもできます。

ノートパソコンですが、2-in-1端末として、タブレットモードも可能。画面を取り外すのではなく、回転させることで、画面を上にして閉じることができます。

その回転度、開閉度、動きのしなやかさをアピールするため、会場では舞い踊るバレリーナの映像とともに、音楽に合わせて「踊る」様子を披露していました。

技術をアピールするためのただのギミックで実用化はしないだろうと思いつつ、AI全盛期は音声操作がメインだとしたらありえる、かも?

米Gizmodoのコメント欄に、日本のトイレのフタと比較する声が。いわく「必要ないんだけど、しばらく使うと慣れちゃって、ないと物足りなくなるやつ」。

実用的なリアル端末

コンセプトだけでなく、新製品も続々登場。

インテルと長年コラボしているLenovo Aura Editionシリーズとして、ThinkPad X1 Carbon Gen 13とLenovo Yoga Slim 7iを発表。

ThinkPad X1 Carbon Gen 13は、Arc Xe2グラフィクス搭載のインテル最新 Intel Core Ultraプロセッサを採用。AIパフォーマンスが3倍に強化され、NPUは45TOPS超え。14インチのOLEDスクリーンは、可変リフレッシュレート最大120Hz。バッテリーもちは最大18時間。ヨーロッパの一部限定で11月リリース予定。2,699ユーロ(約43万円)から。

Lenovo Yoga Slim 7iも同じくインテル最新 Intel Core Ultraプロセッサを採用。メモリ最大32GB、容量最大1TB 。今月発売予定で、価格は1,399ユーロ(約22万2500円)から。

Aura EditionはAI強化枠なので、AI機能満載。ユーザーの使用状況に応じて、使い勝手を最適化するSmart Modesでは、VPN活用や公共WiFiの使用を注意するセキュリティ向けShieldモード、今やるべきタスクに集中できるようそのほかの通知を制限するAttentionモードなどを搭載。

クアルコムの新チップSnapdragon X Plusを搭載する端末として、ThinkBook 16 Gen 7を発表。8コアプロセッサ搭載でメモリは最大32GB。バッテリーは84Wh。ディスプレイサイズは16インチで薄いベゼルが魅力。750ドルから(約10万円)。

そのほか、Lenovo IdeaPad Slim 5xとSlim 5も同プロセッサを搭載。また、Lenovo ThinkPad T14s Gen 6にAMD版が登場。AMD Ryzen AI PROチップ搭載で、メモリ最大64GB、容量1TB。

Source: Lenovo 1・2

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