任天堂が2024年8月2日に2025年3月期第1四半期(2024年4月〜6月)の決算発表を行い、売上高が2466億3800万円で前年同期比46.5%減だったことがわかりました。Nintendo Switchの販売台数は210万台で、前年同期比46.3%減に落ち込んでいます。

2025年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

(PDFファイル)https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2024/240802.pdf



Nintendo profit plunges 55% as sales of its ageing Switch console fall

https://www.cnbc.com/2024/08/02/nintendo-profit-plunges-55percent-as-sales-of-its-ageing-switch-console-fall.html

資料によると、任天堂の売上高は2024年3月期第1四半期は4613億4100万円で前年同期比50%増と好調でしたが、2025年同期は2466億3800万円で前年同期比46.5%減となりました。同様に、2025年3月期第1四半期の営業利益は545億1000万円で前年同期比70.6%減、経常利益は1134億6900万円で前年同期比55.3%減となっています。

任天堂によれば、2024年5月発売の「ペーパーマリオRPG」が176万本、2024年6月発売の「ルイージマンション2」が119万本と、順調な滑り出しを見せてはいるものの、2023年は「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」が強力な牽引力を発揮していたため、成績としてはNintendo Switchの販売台数は210万台で前年同期比46.4%減、ソフトウェア販売本数は3064万本で前年同期比41.3%減になったとのこと。

また、パッケージ併売ダウンロードソフトの売上も減少し、前年同期比32.6%減の807億円となっています。

このほか、2023年の売上高が大きかった理由としては、映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」のヒットがあったとのことで、その反動により今期の売り上げが落ち込んだ形となっています。

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これらの結果を踏まえて、任天堂はNintendo Switchを「一家に一台」から「一家に複数台」、さらには「一人に一台」の普及を目指し、また、より多くのユーザーに長くNintendo Switchを遊んでもらえるように、継続してユニークな提案を行うことで販売の最大化を目指していく予定だと述べました。

なお、任天堂の古川俊太郎社長は、Nintendo Switchの後継機を今年度(2025年3月まで)に正式発表する予定であると語っています。

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