JFAとKDDIがタッグを組んで進めるプロジェクトのアンバサダーを務める槙野氏。(C)JFA/KDDI

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 日本サッカー協会(JFA)と『KDDI株式会社』がタッグを組んで進める同プロジェクトは、コロナ禍の影響もあって低下している子どもたちの基礎体力の向上と、社会問題のひとつでもある増加する教職員の負担軽減を目指し、サッカーを小学校の体育授業に手軽で取り入れられるようにサポートしていく取り組みだ。 イベントは1部と2部に分かれていて、槙野氏は1部で会場に集まった38名の小学生たちと“だるまさんがころんだ”をアレンジしたウォーミングアップや、新聞紙をくしゃくしゃにしてゴミ袋に入れた新聞紙ボールなどを使ったサッカー授業を楽しんだ。 槙野氏は同イベントでサッカーが上手くなるために「目標や夢を持つこと」を意識していたと語り、上達する人は「サッカーを好きで、家族や友だちに感謝を伝えることができる人」が多いと子どもたちにアドバイスを送っている。【動画】JFA学校体育サッカー指導のオンラインレッスン 高学年編 


 現在、神奈川県社会人1部リーグの品川CC横浜の監督を務め、以前から日本代表の指揮官を目指していると語る槙野氏に「サンフレッチェ広島や浦和レッズなど古巣クラブからオファーが届いたら引き受けますか」と質問したところ、次のように答えてくれた。「自分がお世話になったクラブで監督やりたいというのはひとつの目標です。ただ、その大きな目標を手にするためには長い道のりが必要だと思ってますし、信頼できる強いチーム、見ていて楽しい魅了するチームを作っていきたいと思っています」 続けて自身が思い描く監督像についても語ってくれた。「チームを強くすること以外に、地域活性化というところも一つの目標としています。自分にオファーをくれたチームの観客動員数を増やすのもそうですし、(サッカーに)興味のない人たちを巻き込めるような仕掛けとかいろんなことをやっていきたいです」 日本代表監督が最終目標と公言している槙野氏。監督としてどんなキャリアを歩むのか、今後も注目だ。取材・文●永福 海(ワールドサッカーダイジェスト編集部)