イベントに参加した槙野氏。©JFA/KDDI

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 8月1日、日本サッカー協会(JFA)と『KDDI株式会社』が共同で進める「小学校体育サポート JFA KDDI DREAM KIDS PROJECT」のキックオフイベントが、千葉県内にある「高円宮記念JFA夢フィールド」のフットサルアリーナで行なわれた。 同プロジェクトは、コロナ禍の影響もあって低下している子どもたちの基礎体力の向上と、教職員の負担軽減を目指してサッカーを小学校の体育授業に手軽で取り入れられるようにサポートしていく取り組みだ。 今回のイベントは、同プロジェクトの公式アンバサダーに元日本代表DFの槙野智章氏が就任したことや、特設webサイト及び、小学校教員に向けた体育でのサッカー授業動画の公開を記念して開催された。【PHOTO】なでしこJのナイジェリア戦出場16選手&監督の採点・寸評。美しい直接FK弾の北川、1失点に抑えた守備陣も高評価 


 1部ではアンバサダーの槙野氏とともに小学生たちがサッカー授業を体験。授業は小学1〜3年生と4〜6年生の2つに分けて行なわれ、サッカー経験者から未経験者まで全員が楽しめる構成となっていた。 2部では15名の現役体育教員がJFA小学校体育サポート研修会担当講師の指導を受けた。実践に向けて、体育の授業での生徒への声かけや目配りのポイントなど、解説を受けながら行なわれた。 イベント後、参加した教員の方に話を伺った。なんと昨日も自身が勤務する小学校に提案してJFA認定講師を派遣してもらい、指導を受けたという。その甲斐もあって小学校は、今回のイベントでも使用した安全性の高いソフトスポンジボールを室内で使うことを決めたようだ。 これまではサッカーを授業で行なう際に課題だったのが子供たちの能力差だったそうで、「能力差にかかわらず、楽しめる構成となっていたので、今後も体育の授業に取り入れていく」と話してくれた。取材・文●永福 海(ワールドサッカーダイジェスト編集部)