和田秀樹 もうすぐ七夕。「年を重ねると願い事が出てこない?そんなことはありません」60歳からこそ<欲張りに>願い事を考えてみて
「『日々、ためす、楽しむ』。これこそが、若々しさの秘訣です」そう語るのは、著者累計1000万部を超えるベストセラー作家であり、長年高齢者医療の現場に携わる精神科医・和田秀樹先生。そんな和田先生の著書『60歳からはわたしらしく若返る: 一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』から一部引用・再編集し、「脳・心・体に自信を持ち続けるために取り入れたいこと」を、当連載にてご提案します。今回のテーマは「七夕の短冊に願い事を10個書く」です。
【写真】「奥さんへの依存で夫婦関係は悪化する。本当に助け合わないといけなくなるまでは別行動すべし」と語る和田先生
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七夕の短冊に願い事を10個書く
七夕の日、願い事を10個、短冊に書き出してみましょう。
実は、願い事を書こうと思っても書けない人がいます。
年を重ね、世の中のことはもう知り尽くした、もうこれで十分と思う人は、脳が凝り固まり、願い事が出てこないのです。
でも、本当はそんなことはありません。
欲張りになって実行する
世界は日々違うし、季節は一日一日変わっています。
もっと新しいものを見たい、もっと新しいものを聴きたい、もっと新しいことを知りたい、もっと新しいことをしてみたい。
『60歳からはわたしらしく若返る:一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』(著:和田秀樹/日本文芸社)
感受性を豊かに保ち、欲張りになって実行することで、脳の凝りが取れていきます。
他の人にとってはしょうもないことでもいいんです。
願い事は何でもいい
「初恋の人に会いたい」
「一度は刺繍を完成させたい」
(写真提供:Photo AC)
「おまわりさんごっこをして、憧れていた刑事役をやりたい」
何でもいいのです。
60歳を超えて初逮捕!
想像して楽しくてワクワクしてきたら、それがスタート。
願いが枯れることはないでしょう。
※本稿は、『60歳からはわたしらしく若返る:一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』(日本文芸社)の一部を再編集したものです。