神戸新聞杯は逃げて3着だったファントムシーフ(ユーザー提供:balbさん)

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 武豊騎手がファントムシーフ(牡3、栗東・西村真幸厩舎)で、菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)の4年ぶり6勝目を狙う。

 武豊騎手はこれまで菊花賞に32回騎乗。88年スーパークリーク、96年ダンスインザダーク、00年エアシャカール、05年ディープインパクト、19年ワールドプレミアで現役最多の5勝を挙げている。

 今年のパートナーはファントムシーフだ。共同通信杯を制し、皐月賞でも3着の実力馬。武豊騎手は前々走の日本ダービーからコンビを組み、ここは展開不向きもあって、追い上げ及ばず0秒4差の8着。秋初戦の神戸新聞杯では一転してハナを切ったが、ゴール前でサトノグランツ、サヴォーナに捕まって、0秒1差の3着だった。いずれのレースも人気以下の着順ではあったが、どんなレースでもできる器用さは大きな武器といえる。

 春2冠で先着を許したソールオリエンス、タスティエーラに対し、どういった策で逆転を狙うのか。淀の攻略法を知り尽くした名手の手綱捌きに注目したい。