日本ダービーを制したタスティエーラ(ユーザー提供:あんパンさん)

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 日本ダービーを制したタスティエーラ(牡3、美浦・堀宣行厩舎)が、菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)で2冠制覇を目指す。

 タスティエーラは父サトノクラウン、母パルティトゥーラ、母の父マンハッタンカフェの血統。ここまで5戦3勝。昨年11月に東京で新馬勝ち。続く共同通信杯は4着だったが、弥生賞ディープインパクト記念で重賞初制覇を果たした。クラシック第1弾の皐月賞では一度は先頭に立ちながら、ソールオリエンスの末脚に屈して2着。しかし、日本ダービーではライバルの追い上げを僅かに凌ぎ、世代の頂点に立った。

 今回は日本ダービー以来、中20週での実戦。勝てば、86年以降に限ると87年サクラスターオーの中28週に次ぐブランクVとなる。また、今回はモレイラ騎手との初コンビとなるが、乗り替わりで勝てば、同じく01年マンハッタンカフェ、04年デルタブルース、18年フィエールマンに続き、5年ぶり4頭目となる。ライバル・ソールオリエンスとはここまで1勝1敗。何としても返り討ちにして、世代最強を証明したい。