米外為市場サマリー:日米金利差拡大が意識され一時135円20銭台に上昇

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 8日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=135円10銭前後と前週末に比べ30銭程度のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=148円68銭前後と同30銭程度のユーロ高・円安だった。
 
 週内に複数の米国債入札を控えるなか、需給悪化懸念から米長期金利が上昇したことがドルの支援材料となった。日米金利差の拡大を見込んだドル買い・円売りに押し上げられるかたちで、ドル円相場は一時135円23銭まで上伸した。ただ、米債務上限問題や米金融システム不安などから上値は重く、東京市場でつけた135円30銭を上回ることはできずに失速。NYダウが反落したことも重荷となり、134円66銭まで下押す場面があった。一方、この日にドイツ連邦統計庁が発表した3月の鉱工業生産が市場予想以上に落ち込んだことを受け、ユーロが対ドルで下落した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1004ドル前後と前週末に比べて0.0010ドル強のユーロ安・ドル高だった。



出所:MINKABU PRESS