本連載は本日から16日まで連続でお届けする。読者諸氏にはぜひお付き合いいただきたい。

先日Canary版Microsoft Edge(以下、Edge)の不調により、Dev版Edgeで急場をしのいだのだが、どうやら新たにEdgeをインストールすると、必ずミニ検索窓「Edgeバー」が有効になるようだ。

Edgeバーは「…」→「閉じる」と順にクリック/タップすれば閉じるのだが……

上図の手順でEdgeバーを閉じることは可能ながらも、あまりにも煩雑である。そこでポリシー設定を使用し、Edgeバーの実行を抑制しよう。

「Win」+「X」キー→「A」キーと順に押すか、スタートを右クリック/長押しし、「Windowsターミナル(管理者)」をクリック/タップする

プロンプトに下記内容をコピー&ペーストして実行する

Edgeのアドレスバーに「edge://restart/」と入力し、「Enter」キーを押してEdgeを再起動する

レジストリキーからも分かるように、本設定は組織が大量のクライアントPCを管理するために用意されたものだが、Homeエディションでも利用可能だ。また、値名からEdgeバーはWebウィジェットの一種であることも理解できる。

メニューから呼び出す「Edgeバーを起動」がグレーアウトした

ちなみにCanary版Edgeは日本時間8月2日にバージョン105.0.1337.0へ更新し、一連のトラブルは解消された。

著者 : 阿久津良和 あくつよしかず 1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。 この著者の記事一覧はこちら