大晦日には欠かさず食べている人も多いであろう「年越しそば」。毎年恒例の年末の食事ですが、「年越しそば」と言っても「そば」以外の縛りはなく具材は様々。果たしてみんなはどんな具を乗せているのでしょうか。

今回、「年越しそばに乗せる具材」について、マイナビニュース会員225名にアンケートを実施。定番から地域色を感じられるものまで、人それぞれ、家庭それぞれな具材がズラリ。今年の年越しそばに乗せる具の参考になるかもしれません。

「年越しそば」に乗せる具のランキングと年越しそばのエピソードを紹介します


○「年越しそば」人気の具材は?

まず、マイナビニュースのアンケートで「大晦日に年越しそばを食べる」と回答した方225名に「年越しそばに乗せる具材」を聞いてみました。年末の慌ただしいなか、また正月料理の支度もあるなか、みんなはどんな具を乗せているのでしょうか。



回答結果を見ると、1位は圧倒的に「海老天」(82名、36.4%)、次いでサツマイモをはじめとした野菜やちくわなどの「天ぷら」(49名、21.8%)、3番目には「かまぼこ」(48名、21.3%)と続きました。4位には「かき揚げ」(29名、12.9%)が入ってきており、揚げ物のなかに「かまぼこ」がランクイン。見栄えがするだけでなく、おせちにも入れる食べ物なので、ちょっと乗せるには丁度良いのかもしれません。また、1位の「海老天」はひげが長く腰が曲がっていることから、健康や長寿を願って入れるという説もあるそう。

続いては、薬味として活躍する「ネギ」(28名、12.4%)、そして「油揚げ」(18名、8.0%)、「卵」(15名、6.7%)、「鶏肉」(14名、6.2%)の順にランクイン。なお「卵」については「生卵」「温泉卵」「ゆで卵」など、食べ方は人それぞれのようです。

「海老天」や「天ぷら」といったメインを張る食材ではないですが、彩りも良くなる「ほうれん草」(13人、5.8%)や、コクが出る「揚げ玉・天かす」(11名、4.9%)も人気のよう。「揚げ玉」「天かす」は、食材として作られたものか揚げ物の副産物としてできたものかといったり、形状が異なっていたりと細かい違いはありますが、どちらも天ぷらの衣からできたもの。西日本では「天かす」、東日本では「揚げ玉」と呼ぶことが多いそうです。

○「ソーキ」「にしん」ご当地食材も

アンケートでは様々な具材が挙げられましたが、なかにはご当地の食材を使ったものも。沖縄県在住の方からは「かまぼこ、ソーキ」という回答が寄せられました。「ソーキ」とは、沖縄で食べられている豚の骨付きあばら肉のこと。「ソーキそば」のように、年越しそばに乗せる地域もあるんですね。また京都在住の方からは「にしん」というコメントも。かけそばに、甘辛く煮つけた身欠きにしんの甘露煮を乗せた「にしんそば」は、江戸時代から続く京都の名物料理。京都を訪れた際、食べた経験のある方もいるのでは?

ちなみに「野菜」(10名、4.4%)は白菜、ニンジン、椎茸、ゴボウ、大根、ニラなど、「その他」(10名、4.4%)には「コロッケ」「海苔」「さつま揚げ」「唐揚げ」など様々な具材が挙げられました。もし年越しそばがマンネリ化しているなあ……と思ったら「海老天」「天ぷら」「かまぼこ」といった定番だけでなく、ちょっと変わった具材を入れても楽しいかもしれません。

なお「具無し」と回答した方は10名(4.4%)。年末年始はただでさえ沢山の豪華な食事をたべるもの。「シンプルなざるそば」と回答した方もいるように、あえて何も入れず、シンプルにそばをじっくり味わうのも良いのかもしれませんね。

大晦日に食べるものに関するアンケート

調査期間:2021年12月21日

調査対象:マイナビニュース会員

調査数:300名中、「大晦日に年越しそばを食べる」と回答した225名

調査方法:インターネットログイン式アンケート