防衛産業から国内企業の撤退を回避せよ!政府が支援策
2月には軽装甲機動車両(LAV)を手がけていたコマツが、装甲車開発から撤退を表明。河野太郎防衛相も会見で「サプライチェーンに脆弱(ぜいじゃく)性があり撤退の声も多く聞く中で、いざという時に調達や補給がきちんとできるのか」と、危機感を表明している。
防衛装備品を手がける企業は、部品や材料供給会社も含めて、1社に限られることが多い。機密保持に加えて、開発費用が膨大にかかるためだ。
一般消費者向けの商品なら、開発費が多くかかってもヒットして売れれば費用を回収できるが、防衛装備品は予算圧縮が求められている関係で、年間調達台数が限られる。軍事技術の高度化で武器単価が上昇していることも、こうした構造に拍車をかける。
防衛産業の部品メーカーや中小メーカーでは、後継者難などの問題もある。海外の企業に買収されたり資本提携したりすれば、国防安全上の重大な問題になる。そうした事態にならぬよう、必要な対策を検討する。
(取材・嶋田歩)
