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米Instagramは10月3日 (現地時間)、「親しい友達 (Close Friends)」と連動したカメラメッセージングアプリ「Threads」(Android、iOS)の提供を開始した。

Instagramではたくさんの人達とつながって写真や動画を共有できるが、親しい友達とのつながりを重視するユーザーも多い。Threadsはそうしたニーズに応えるサービスだ。親しい人達とのプライベートで自由な空間になる。

前提として、Threadsを使うためには「親しい友達」リストが必要になる。すでにInstagramでリストを作成していたらThreadsに反映され、まだ作成していない場合はThreadsでも作成・編集できる。昨年末にInstagramに追加された「親しい友達」は、親しい間柄の人達に範囲を絞り込んでストーリーを共有できる機能だ。ThreadsはInstagramとは別のアプリという形で、「親しい友達」リストの間でより多くの機能を使えるようにする。

Threadsはカメラメッセージングアプリであり、Instagramによると「Instagramで親しい友達と写真やビデオを共有する最速の方法」だ。アプリを起動するとカメラのスクリーンが開く。Threadsではカメラのホーム画面に親しい友達のショートカットを登録できるので、登録してある友達との間ではわずか2タップで共有を完了できる。

メッセージのやり取りも「親しい友達」との間になり、グループチャットのグループも全ての人が「親しい友達」リストに登録されている必要がある。常につながっていたいような本当に親しい友達は、一般的に10〜20人程度と言われる。その範囲で使うと、受信箱がシンプルになって使いやすい。

他にも、「ステータス」という機能が用意されている。「勉強中」や「ゲーム中」といったステータスを選んで表示させておくと、写真や動画を送ったり会話できない時でも自分の状態を友達に伝えられる。ステータスには、ユーザーの現在地、移動、バッテリー残量、ネットワーク接続などに基づいてThreadsが自動的にステータスをアップデートする「自動ステータス」という機能が用意されている。常に状態を示しておきたい人には便利な機能だが、オンにするとユーザーの行動や場所 (移動中、自宅、ビーチなど)を友達に知られる可能性があるので、プライバシーを守りたい人は注意が必要だ。