IoTの時代だけど…若手の技能の底上げにこだわり「技能道場」
基本的な実習を終えた新入社員を待ち受けるのが100日研修だ。
ポンプの組み立てと分解を繰り返しながら技能や知識を学ぶとともに、旋盤やフライス盤を使って加工技術を身に付ける。数値制御(NC)の工作機械が当たり前の今では、「研修に必要な古い機種を探すのが大変」(三井部長)という。
研修にはベテランの指導員とともに中堅社員が加わることもあるという。教える立場の社員を育てることができ、一石二鳥の効果を得られる。中堅社員がいずれは社内のリーダーとして頭角を現すことにつながりそうだ。
ポンプ技能道場には、技能士の資格取得を目指す社員も集まる。作業が終わる夕方から2時間ほどが加工の腕を磨く時間だ。モノづくりを追求する意識が社員に根付いている。
荏原にとって、産業向けの大型ポンプや高圧ポンプを生産する富津工場は各生産拠点のマザー工場だ。そのため「ICT(情報通信技術)などに対応することも考えている」(同)という。
