プロテストトップタイ合格の沖が、逆転勝利!(撮影:佐々木啓)

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<LPGA新人戦 加賀電子カップ 最終日◇8日◇グレートアイランド倶楽部(6,526ヤード・パー72)>

今年のプロテスト合格者たちが集まり、ルーキーナンバーワンを決める新人戦。首位と5打差の2アンダー4位タイから出た沖せいらが、最終日に6バーディ・ノーボギーの“66”をマーク。一気に6ストローク伸ばして逆転勝利を決めた。

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同期の仲間たちから、祝福の炭酸水シャワーを浴びた沖。この日の気温は9.3度、開口一番に「寒いです…!」と体を震わせたが、そんな寒さも吹き飛ばす熱いプレーを見せた。

「5打差は無理だろう…と思っていましたが、ハーフターンで1打差になってるのが見えて。そこでスコアチェックできたのが大きかった」と、後半出だしの10番でバーディを奪うと、その後もノーボギーで順調に進み、16番で3メートルのバーディパットを決め、後続と2打差の単独首位でフィニッシュした。

「今までで優勝会見を行うのが初めてなので、それでようやく実感がわきました」。そう話す沖は、今年の合格者の中で、唯一プロとしてレギュラーツアーフル参戦の経験を持つ。2015年のファイナルQTを1位で突破し、2016年のレギュラーツアーにフル参戦。しかし、出場30試合中予選通過は6試合のみと悔しい結果に終わった。

2017年はステップ・アップ・ツアーを主戦場にしながら、7月のプロテストに挑む。「周りからは、今年のプロテストは“黄金世代”がいるから“今年じゃなくても”と言われていました。でも、今年だからこそやりたいと思って挑戦して、1位タイで合格できたのはすごく嬉しいと思います」。勝みなみ、吉本ひかる、新垣比菜ら“黄金世代”を抑え、トップ合格を果たした。

「同期たちの中で私は年上のほうなので、“黄金世代”に負けていられないと思いました」。25歳の沖は“黄金世代”より6つ年上。意気込み通り、今年のルーキーナンバーワンの称号を手に入れた。

先週には、来季レギュラーツアーへの出場権を掛けた予選会「ファイナルQT」を29位で突破。レギュラーツアーに再び挑むチャンスも掴んだ。「レギュラーツアーでも優勝会見をするのが目標です。ただ、リランキングもあるので、予選落ちばかり続けていられない。まずはシード選手になれるようなランキングにつけられるよう、しっかり頑張りたい」と、次なるステージに向けて闘志を燃やした。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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