スマートスピーカーの本命はオーディオメーカー製だ! GoogleやAmazonより高音質で音楽が楽しめる

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LINEの「Clova WAVE」に続いて、グーグルの「Google Home」、アマゾンの「Amazon Echo」の国内販売が開始となった。

各スマートスピーカーは、それぞれ独自の音楽検索やサービスに対応している。

話題のスマートスピーカーは、音声応答による音楽視聴を楽しみにしていた人も多い。
ところが、スマートスピーカーの音質面での評価は、もうひとつ煮え切らない評価が多い。

そこで注目なのは、これから発売を予定しているオーディオ機器メーカーの「スマートスピーカー」だ。

●スマートスピーカーで音楽を楽しむなら、オーディオメーカー製?

音声で天気を聞いたりニュース情報を検索したり、家電をコントロールしたりできるスマートスピーカーが、いよいよ日本にも本格上陸してきた。

スピーカーと名が付くからには、もちろん音楽サービスも利用できる。
LINE MUSICやGoogle Play Music、Amazon Prime Musicなどの配信サービスに加入していれば、数千万曲の音楽を聴くことが可能だ。

スマートスピーカーでも、
せっかく音楽を聴くからには、できるだけ良い音質で楽しみたい。
そこでチェックしたいのはオーディオメーカーが発売予定のスマートスピーカーだ。

オンキヨーはGoogleアシスタントとAmazon Alexa対応の製品
ハーマンカードンはAmazon Alexa対応の製品を発売する。

●オンキヨーのGoogleアシスタント対応スマートスピーカー「G3」



オンキヨーは、Google アシスタント対応のスマートスピーカー「G3」を発表している。
スマートスピーカーとしての基本機能は、Google Homeと同じだが、スピーカーとしての特徴が異なる。

スマートスピーカーの多くは部屋の中央に置いて、どこからでも音声が聞けるように、360度の周囲にサウンドが拡がる無指向性の製品が多い、

しかしG3は、
音楽スピーカーと同様に、前方に向けてサウンドを送り出す。
新設計の80mm径ウーファーと20mm径ソフトドームトゥイーターを搭載して、音楽を本格的に楽しめるハードウェアを備えているのだ。
発売は、11月下旬からの予定で、予想価格は2万5000円前後だ。


●オンキヨーのAmazon Alexa対応スマートスピーカー「P3」



オンキヨーの「P3」は、Amazon Alexaに対応したスマートスピーカーだ。
基本機能の部分はAmazon Echoと同様だ。
特徴的な機能として、高音質なロスレスオーディオ信号を無線伝送する「DTS Play-Fi」を搭載しているところ。
これにより、Spotifyなどのサウンドを家の中にある対応オーディオ機器に転送しての再生も可能になる。

本機も前方を中心にサウンドを出す仕組みで、本格的に音楽を楽しめるスピーカーだ。
発売は11月下旬で、現在はAmazonプライム会員向けに招待制の先行販売となっている。価格は3万2184円(税込)。

●ハーマンカードンのAmazon Alexa対応スマートスピーカー「Harman Kardon Allure」



ハーマンインターナショナルのブランド「ハーマンカードン」は、Amazon Alexa対応スマートスピーカー「Harman Kardon Allure」を発表している。

Amazon Echoと同様の基本機能を備え、ハーマンカードンらしいスケルトンの外観デザインが特徴だ。
サウンドユニットは3基、120度ずつずらして、外周に向けて配置する無指向性のオーディオシステムにより、部屋のどこからでも高品質なサウンドが楽しめる。
ノイズキャンセレーション技術を採用したマイクを内蔵することで、的確な音声操作も可能にしている。

現在はAmazonプライム会員向けに招待制の先行販売で、年内の販売開始を予定している。価格は2万6870円(税込)だ。

ここで紹介したスマートスピーカーは、いずれもサウンド機能に特徴があるぶん、「Google Home」や「Amazon Echo」よりは価格が高くなっている。
しかし、オーディオ機器メーカーの製品なので、音質の良さは折り紙付きだ。

スマートスピーカーでも音楽を十分に楽しみたい人にとっては、
こちらが、本命のスマートスピーカーといえるかもしれない。