ノートPCを使った「デュアルディスプレイ」の配置はどれが便利?MacBookでいろいろ試してみた

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ノートPCでデュアルディスプレイを構築すれば、作業効率が上がりますよね。最近は家にはデスクトップPCは置かず、ノートPCと外部モニタの組み合わせだけという人も少なくないのでは。その場合、画面の配置は左右・上下などさまざま考えられますが、どれが一番使いやすいのでしょうか。

筆者のおすすめは上下配置


記事トップの写真は、デュアルディスプレイで一般的な「左右」の配置です。しかし、ノートPCと外部ディスプレイでデュアルディスプレイを構成する場合、筆者はこの配置に使いづらさを感じます。

その理由は次のとおりです。筆者は上記のように2画面(写真=トップ)を構成しても、キーボードやトラックパッドはノートPC備え付けものを使います。このため、外部ディスプレイをメイン画面にすると視線と腕の向きがねじれてしまい、疲れやすいのです。またディスプレイは横長である場合が多く、横に並べると目線の移動距離が多くなり、これまた疲れやすいと感じます。

筆者が普段から常用しているのは、「上下」配置です(写真=上)。この配置のメリットは、まずノートPC備え付けのキーボードやトラックパッドを正面を向いて自然に使える点です。また、左右の配置に比べて、視線の移動が上下で済むため、眼の疲労感が少ないと感じます。

原稿を書く機会の多い筆者は、資料とテキストエディタを上下に同時表示することで、作業効率を高めています。また、仕事以外にも、例えば上に映画やWEBを、下にLINEやTwitterなどのSNS系のアプリを表示するといった使い方もしています。2つの画面が同時に使えることで、PC作業の効率が向上します。

なお上下配置の場合、設定を下のようにすると、カーソルやウィンドウをまるで画面が繋がっているように直感的に動かせるので便利です。​

上下の場合はこのような配置設定にするのが便利

変わり種の配置も試してみた


左右や上下以外にも、ノートPCと外部モニタの組み合わせはさまざま考えられます。例えば下の写真は縦長のディスプレイと組み合わせた例です。縦に長いぶん目線の移動が多く疲れやすい印象ですが、縦長のコンテンツを閲覧する際にはスクロールを減らせるので威力を発揮しそうです。

また、家の大画面テレビを外部ディスプレイとして活用する方法もあります。HDMIケーブル直挿しのほか、Miracastアダプタを使えばワイヤレスで繋げられます。ゆったり大画面でPC作業したいときや、宿泊先のホテルのテレビを外部ディスプレイとして活用することもできそうです。

縦長のディスプレイとデュアルディスプレイを構成した例

家の大画面テレビを組み合わせた例

タブレットを外部ディスプレイとして活用することもできる

(iPadをMacBookのサブモニタに!デュアルディスプレイを出張先で構築したらかなり便利だったという話 - TIPS)

このようにさまざま考えられる、ノートPCと外部ディスプレイの組み合わせ。是非自分に合う配置や組み合わせを見つけてみてはいかがでしょうか。なお記事ではMacBook Airを使いましたが、Windows PCでも同様のことが行えます。