日星高等学校(京都)
朝の祈りから始まるという日星高等学校。所在地は京都府舞鶴市、海に近い場所に位置しています。当校は、1929年に前身の舞鶴裁縫女学院が創立され、1980年にアメリカ人講師による英会話授業の導入、1982年にフィリピンとの短期交換留学を開始するなど、海外との交流が活発な学校でもあります。
今年の舞鶴市の成人式にはチアリーディング部が登場し、新成人に祝福をもたらす演技を披露しました。パワフルさで負けない野球部は、2015年8月に行なった関東遠征で全国レベルのチームを相手に初の3勝するなど勢いがついています!また、OBには横浜DeNAベイスターズに2014年育成選手ドラフト1位で入団した亀井 塔生選手がいます。2010年には野球部のブルペンも設置され今後ますますの活躍が期待される日星ナインに、どんなテーマを持ち練習に臨んでいるのか、また、春、そして夏の目標について伺いました!
■ 日星高校の岡野 菜々さん(学年:2年/役職:マネージャー)にお話を伺いました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生22人、2年生14人の合計36人です。
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
縦40メートル横90メートルのグラウンドで野球部だけで練習しています。
[page_break:今年のチームについて]今年のチームについて主将 上野宙海選手(日星高等学校)
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
「守備のかたさ」「最後まであきらめない粘り強さ」「個性派ぞろいのチームをまとめあげるキャプテンのリーダーシップ」ですね。
Q. リーダーシップを取れるキャプテン、心強いですね。では、このオフシーズンでのチームの目標はなんですか?
それぞれ体をしっかり作り、団結力を高めることです!
Q. オフシーズンの練習で、これは本当にキツイというメニューはありますか?
シャトルとダービーです!
Q. 単純な練習ほど、きついですよね!では、来年の春、夏の目標を教えてください。
優勝、そして甲子園へ!!
秋の大会を振り返って笑顔をみせるナイン(日星高等学校)
Q. 秋の大会はチームにとって、どんな大会でしたか?
「やればできる」と自信を持った大会でした!
Q. 秋の大会では敗者復活戦からのベスト8と高成績を残しましたが、大会を通じて得た収穫はなんですか?
1点の重み、「諦めなければなんとかなる」ということを学んだ大会でした。
Q. 自信をつけれた大会になったのは大きな収穫になりましたね。では、大会を踏まえて、この冬に強化したい点は何ですか?
打撃と体づくりです!!
Q. 打撃と体作りの強化頑張ってください!では、この秋活躍した仲間を教えてください。
松田 功樹、島田 純希、波多野 俊樹、上野 宙海、浅野 翔です!
Q. たくさんの選手が活躍したのですね。どんな活躍を見せてくれましたか?
松田は、2度も試合の流れを変えチームを勝利に導き、島田は堅実な守備で、チームに安定感をもたらしてくれました。波多野はピンチに動じないマウンド度胸抜群のピッチングを見せ、そんな波多野とバッテリーを組む上野は、常に冷静にリードし、打撃でもチームに勢いをつけてくれましたね。浅野は、エラーがなく、攻撃でも大事な場面で何度も出塁し生還してくれました!
Q. 活躍した仲間が5人もいるなんて頼もしいですね!続いてチームの中で、春はキーマンになってくれるであろう選手を教えてください。
この冬でさらに球威を増し、安定した波多野 俊樹、そのカギを握る捕手の上野 宙海、打率アップに期待のかかる松田 功樹に注目してほしいですね。
Q. 波多野君の上野君のバッテリー、そして、松田君の打撃に期待ですね!では最後に2年生にとっては最後の、1年生にとっては、初めてのオフシーズン。春に向けて、どんな冬にしたいですか?
1年生は体力アップ。2年生は地味な基礎トレーニングの中で体力アップはもちろん『精神力』を鍛えていこうと思います!
岡野マネージャー、ありがとうございました!
[page_break:指導者が語る!このチームの強み]ここからは、上野 宙海君(2年・主将)、波多野 俊樹君(2年・投手)、松田 功樹君(2年・副主将)、島田 純希君(2年・内野手)にお話を伺います!
Q. 高校野球が好きな理由は何ですか?
上野 宙海(以下「上野」):心が熱くなれるところです!波多野 俊樹(以下「波多野」):時間を割いてでも野球をする価値があるところです。松田 功樹(以下「松田」):僕達の必死のプレーが見ているものに、感動を与えることが出来るところです。島田 純希(以下「島田」):毎日野球ができるところです!
Q. では、この冬はどんな冬にしていきたいですか?
上野:厳しい練習をしっかり耐え抜き、充実した冬にしたいです。波多野:高校野球ラストの冬なので、悔いがないようにがんばりたいです!松田:自分に甘えず、心身ともに強くなりたいです。島田:精神、技術、体力改革の冬にしたいです。
Q. 反復練習によって、チームのレベルアップにつなげていくことは大切ですね!では、野球をする上でモットーにしている、好きな言葉はなんですか?
上野:「集中」「今、ここ」波多野:「信頼」です。松田: 小さなことからコツコツと続けることで必ず結果はついてくると思うので「日々精進」という言葉が好きです!島田:「目標がその日その日を支配する」です。
Q. それでは最後に『自分はここまで成長するぞ!』という熱い宣言と夏までの目標をお願いします!
上野:堅実な守備と強打でチームを勝たせられる選手に成長して、夏のシード権をつかみとります!波多野:点を与えず、負けない投手になります!松田:チームの流れを変える一打を打って、勝負強い打者になりチームを勝利に導く選手、アウトにできるものは確実にアウトにし、声でみんなを盛り上げる、そんな選手になりたいです!夏までに、仲間に信頼され、チームの勝利の為に尽力を尽くしたいです!!また、打席で迷いなくをなくして思いっきりフルスイングできるように自信をつけたいです!島田:最強のショートになります!目標は甲子園出場!!!
ありがとうございました!
指導者が語る!このチームの強み■部長の河田 祐規先生に質問!
Q. 今年のチームは、秋の大会ベスト8と結果を出しましたが、先生はどんなチームだと感じていますか?
確かに秋季大会では、ベスト8まで駒を進める事ができましたが、まだまだその力はないと考えています。技術面もそうですが、特に体力面、体の大きさ、パワーの差を実感していますね。
Q. では、それをふまえてこの冬のトレーニングについて教えてください。
今年の冬のトレーニングのテーマは、体重アップ・筋力アップです。例年、実施しなかったウエイトトレーニングを導入し、なおかつ、なめらかに体を使うことをテーマにトレーニングに励んでいきたいと思います。
Q. 初めての試みがどう出るか楽しみですね!では、最後に厳しい冬のトレーニングを送る選手たちへ一言お願いします。
冬の過ごし方で今年の結果が決まるといっても過言ではありません。選手は1日1日を大事にし、なおかつ成果を上げてほしいですね。選手一人一人に体重・筋力数値のノルマを与えていますが、春・夏と結果を出すためにはそれを達成することが重要となります。秋季大会の悔しい想いをトレーニングにぶつけ、心身ともにレベルアップし、自信をもって大会に臨めるようになってほしいですね。
秋季大会で学んだことが、選手の心を強く動かし精神面、技術面ともに一回り成長したことが伺える日星高校の今後に注目です!ありがとうございました!