勝点3必須の日本代表…主将・長谷部は「みんな状況を理解している」

写真拡大

 日本代表は2日、ロシア・ワールドカップのアジア2次予選のカンボジア代表戦を翌日に控え合宿3日目を行った。

 キャプテンを務めるフランクフルト所属のMF長谷部誠が練習後の取材に応じている。

「チームの状態としてはやはり今のチーム状況と言いますか、日本代表として結果が出せてない状況というものをみんな理解していますし、そういった意味で今回の試合に対する強い気持ちってものは練習でも普段の生活で他の選手と話してる時も感じるところなんで、そこに関しては全く問題ないと思います。個人に関してもやはりゴールに絡むプレーをやりたいなと思います」と、チームとして意思統一ができていることを強調した長谷部。

 この日行われた練習については、「やはり自分たちが攻める時間が多くなると思うので、そういった意味でゴールに向かう形というものを昨日、今日と練習しましたし、引いてくる相手に対してどういうふうな形で攻めるかっていうことを何回も反復してトレーニングしました」と、守備的な戦術をとると予想されるカンボジアからゴールを奪うためのトレーニングを行ったと明かしている。

 その中で、「ミドルシュートであったりもそうですし、あとはゴール前に入っていく動き、そういうものを試合の中で何回か出せればいいと思いますし、攻撃に厚みを加える、そういうところはやっていきたいなと思います。今回に限らずボランチの選手たちが遠目からのシュートを意識しようっていうふうには言われてますし、そこの意識を持つということは非常に大事だとは思います。ただそればかりになってしまわずに、やはりロングシュートを打つ場面と崩すタイミングとか、攻撃の場面のバランスを取っていろんな攻撃が仕掛けられたらいいなと思います」と、個人として得点のチャンスを積極的に狙っていく姿勢を示した。

 そして、「今のこのチーム状況を考えれば、やはりしっかり勝ち点3を取るということ、それとともにしっかりとした内容、やはり自分たちのやっていることというものに対してまた自信を持てるように、そこをしっかりと詰めてやっていきたいなと思います」と話すと、普段のプレーと代表での役割の違いについては、「チーム(フランクフルト)では右サイドバックで出たり、中盤でも出ますけど、ボランチで出た時に言われていることっていうのは(代表と)あまり変わらないです。ただ、やはり周りの選手との兼ね合いだったり、チームとしてのサッカーのやり方っていうのは違う部分があるので、そこはしっかり頭の中を切り替えてやることが必要だと思います」と述べている。