衆議院国土交通委員会(林幹雄委員長)は14日午後、マンションやホテルなどの耐震強度偽装問題について、午前中に行われた姉歯(あねは)秀次元一級建築士の証人喚問に続いて、一連の偽装問題に深くかかわったとされる木村建設(熊本県八代市)の木村盛好社長と同社の篠塚明元東京支店長を証人喚問した。

 また、同委員会は、コンサルタント会社総合経営研究所(東京都千代田区)の内河健所長を、同日最後の証人として喚問する。

 午後の質問では、木村建設と姉歯元建築士のつながり、「鉄筋の数を減らせ」などと同元建築士に指示し、「圧力をかけた」といわれる篠塚元支店長に「法令違反」の認識があったかどうか、同建設と総研との関係などに焦点が絞られる。

 さらに、健康上の理由などから参考人招致を欠席した内河所長には、これまでに発覚した偽装問題で、総研がどのような役目を担っていたかを質(ただ)す。【了】

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12月14日動画ニュース