エトーにはトッテナムやQPR、さらにはユーベ、ミランも興味を示している。新天地ははたして――。 (C) Getty Images

写真拡大

【ヴォルフスブルク】エトーの代理人との交渉に
 
 大物ストライカーに触手を伸ばすヴォルフスブルクは、チェルシーを退団したサミュエル・エトーの獲得に向けて代理人との交渉に入っている。
 
 エトー本人がブンデスリーガでのプレーを受け入れれば、移籍が実現する可能性もある。
 
【インテル】ロランド完全移籍はシルベストレ、カンパニャーロの売却次第
 
 インテルは昨シーズンにレンタルしたポルトガル代表CBロランド(ポルトが保有権)の完全移籍による獲得を目指している。
 
 両クラブはコンスタントに連絡を取り合っているが、獲得のためにはインテルがウーゴ・カンパニャーロ、またはマティアス・シルベストレ(昨シーズンはミランにレンタル)を売却してポストを空けることが必要条件。まずはそちらが先決となる。
 
【本日の公式発表】(順不同)
マウリシオ・ピニージャ|カリアリ→ジェノア
ロビーニョ|ミラン→サントス(2015年7月までのレンタル)
 
【翻訳】
片野道郎
 
翻訳者からのごあいさつ
 イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
 
 イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
 
 セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
 
 ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
 
 ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
 
 そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)