英会話から英対話へ。ビジネスシーンで「使える」英語の習得法
コンセプトは「英会話から英対話へ」。
英語で聞いた内容を、日本語に訳してから理解するのではなく、英語で考え、発言できる能力を養成するためのレッスンを展開している。
また、英語を単なるコミュニケーションツールとして学ぶのではなく、異文化や国際的なテーマなどを英語で学ぶことにより、必要な知識や教養も同時に身につけ、真の国際人としての「対話力」を磨くことができるという。
順次開校予定)。
順次、開講教室数・エリアを全国に広げ、初年度は92校の開講を予定しているそうだ。
このように、ただ英語を話すだけではなく、対話力が求められている現在、ビジネスパーソンにはどのような英語学習が有効なのだろうか。
英語学習におけるポイントについて、社会人を対象とした英語学習の通信講座を企画制作している、株式会社デルタプラス・代表取締役の湯川彰浩氏に話をうかがった。
同氏は「社会人のための97%失敗しない最後の英語学習法」(エール出版社)という著書を上梓している。
「加速する国際化に伴い、昇進の条件としてTOEICでもある程度のスコアが求められることも多いですね。
したがって、社会人における英語学習者の割合は、年々増加の一途をたどっています。
ただし、単純な英語力だけが求められるケースの方がまれです。
コミュニケーション力や文章力なども実際の現場では必要ですし、こうした対話スキルは、普段用いる日本語の使い方と相関している部分が大きいものです。
当社の通信講座の受講生は、大学院受験を目指す社会人が多いのですが、入試で出題される問題は和訳や英訳がほとんど。
つまり、英文を読解して日本語でまとめたり、逆に複雑な日本語をわかりやすい英語に変換したりする力が試されているわけです。
英語学習というと『英会話』と考える方も多いかもしれませんが、目的によって求められる英語力はさまざま。
英語に加えて日本語の使い方も意識して、英語を使った現場でも生かせる対話スキルを磨いてほしいですね」同氏の言うように、英語力を高めるためには、「対話スキル」の向上も必然的に求められている。
そのためには、日本語についても見直す必要があり、これから英語を学習する人にとっては無視できないだろう。
これからは、対話力という視点で、英語だけでなく、日本語も含めて見直してみてはいかがだろうか。