バカンスでアルゼンチンにいるインテルのMFハビエル・サネッティとFWディエゴ・ミリートが、サネッティの慈善団体「フォンダツィオーネ・プーピ」のチャリティーマッチに出場した。サネッティは最悪の時期が過ぎ去ったと見ているようで、インテルの現状について次のように述べている。

「主に監督交代や重要な選手たちのケガにより、僕らは困難を抱えてシーズンを始めた。でも、最後の1カ月では7試合で6勝を挙げている」

「僕らは挽回しているところだ。道のりがまだ長いことは分かっている。でも、最後まで主役でいられるように願っているよ。まだ3つのコンペティションすべてに残っているんだ。ただ、セリエAで大きく挽回しなければいけないことも、それが難しいことも分かっている。僕らの前にいるチームたちは力強く進んでいるからね。でも、僕らは信じているよ」

インテルのベンチをめぐって多くの噂がある理由を問われると、インテルのすべてを知るサネッティは笑ってこう答えた。

「インテルは常に話題になるんだ。でも、僕らにとって重要なのは、仕事を続けて、ソリッドなグループでい続けることだよ。このクラブが過去7年間、すべてに勝ってきたことを忘れてはいけない。今起きていることは、普通のことかもしれないんだ。今の僕らは(クラウディオ・)ラニエリ監督といる。彼は明確なアイディアを持っており、それは僕らも一緒だ。僕らは彼についていくし、うまくやれるように願っている」

また、インテルが若手を重視していることについて、「まったくもって賛成だ」というサネッティは、次のように続けている。

「そうすることで、クラブはとても重要な変化をつくっているところなんだ。でも、彼ら若手には時間を与える必要がある。彼らには価値があり、僕らに大きな手を貸してくれるはずだからね」

一方、補強について、サネッティは名前を挙げなかったが、一つ確実なことがあると言う。

「さらに競争力のあるチームをつくるべく、クラブが大きな努力をするはずだと確信している。僕らは今の選手たちで仕事をしていかなければいけない。その上で、新たに選手たちが加わるなら歓迎するよ」

「ミランは(カルロス・)テベスだけを望んでいる? カルリートスのことはよく知っている。素晴らしいカンピオーネだ。ミランのような素晴らしいチームが、彼のようなカンピオーネを欲しがるのは、当然のことだよ」

一方、やるべきことがたくさんあることは、ミリートも分かっているようだ。

「僕らは4連勝を挙げ、最高の形で2011年を終わらせることができた。それには満足している。でも、まだまだペダルをこいでいかなければいけない。2012年がさらに良い年になることを願っている」

ミリートは自身の2011年について、このように語った。

「僕自身も良い形で年を終えることができた。調子は良いよ。大事なのは正しい形で(新年を)始めることだ。年が明けたらたくさんの試合が待っている。マーケット? 僕らは素晴らしいチームだと確信している。どの戦いでも争っていけるはずだ」