6日に予定されていたセリエA第11節、ジェノア対インテルの一戦は延期された。レーガ・カルチョと合意した上で、ジェノヴァのマルタ・ヴィンチェンツィ市長が発表している。ジェノアの本拠地ジェノヴァがあるイタリア・リグーリア州は、豪雨の被害に見舞われており、死者も6名出ている。特にスタジアム「マラッシ」のエリアは大きな打撃を受けているところだ。

インテルMFチアゴ・モッタにとって、ジェノア戦は古巣との対戦だったが、再会はお預けとなった。延期決定の前に、T・モッタは『スカイ・スポーツ』のインタビューで、ジェノアについて次のようにコメントしている。

「将来的にはジェノアへ戻りたいね。ケガをしていたときでも僕のことを望んでくれたのは、(エンリコ・)プレツィオージ会長だけだった。この試合には強い感情を覚える。ベストの形で試合に臨めることを願っているよ。ジェノアは攻守ともにうまくやるチームだから、特にアグレッシブに戦う必要がある」

かつてジェノアでプレーしたもう一人のインテルの選手が、FWディエゴ・ミリートだ。チャンピオンズリーグ(CL)のリール戦でゴールを挙げたことで、リーグ戦でも彼が調子を上げてくるかもしれない。T・モッタはチームメートについて、このように語った。

「僕らは、調子が良いときの彼が違いをつくれることを知っている。ああいうミスをすれば、みんなが困惑するものだけど、もうゴールを決めて解放されたことを願っているよ。リール戦の勝利は、CLで勝ち進むためにとても重要だった。でも、僕らはまだ自分たちにやれるだけのことを何もやっていない。僕らは多くの結果を残さなければいけないんだ」

またT・モッタは、「僕がいるから試合に勝ってきたんじゃなくて、チームがうまくやったから勝ったんだよ」と、自身がチームにとってのお守りではないと主張。ジャン・ピエロ・ガスペリーニ前監督については、「ケガをして、ピッチで監督を助けられなかったことが残念だ。彼は自分の考えをチームに伝えようとしたけど、できなかった。すぐに別のチームを見つけられるように願っている」と話した。