サッカー日本代表は4日、スイス・シオンでワールドカップ(W杯)南アフリカ大会前の最後の強化試合となるコートジボワール戦に臨み、2対0で惨敗した。

FIFAワールドカップ2010南アフリカ大会に関する写真

 DFの田中マルクス闘莉王(29=名古屋)が前半15分にコートジボワールのエースFWであるディディエ・ドログバ(32=チェルシー)選手を骨折させてしまうなど、敗戦だけでなく非常に後味の悪い試合となってしまった。

 W杯開幕を目前に、今季のプレミアリーグ得点王が骨折したというニュースは瞬く間に世界中に伝わった。中国でも大きな注目を集め、各スポーツニュースはドログバ選手の骨折に対し、「日本のディフェンダーがドログバを壊した」と報じた。

 搜狐スポーツは、「闘莉王という威勢の良い名前に報いることができなかった」とし、「(ゴールから遠い)センターライン付近という危険性のない場所で正面からドログバ選手に跳びひざ蹴りのようにタックルし、骨折させた」と報じた。

 ドログバ選手はプレミアリーグ・チェルシーに所属し、2009−2010シーズンには通算29点を挙げてリーグ得点王を獲得、チームを優勝に導いたスタープレイヤー。海外メディアの報道によれば、ドログバ選手は試合後、(今回の骨折によって)W杯には出場できないだろうと語ったという。(編集担当:畠山栄)



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