ローマでブラジル人選手の入れ替わりがあるかもしれない。加わるのはアドリアーノとシンプリシオ、出て行くのはジュリオ・バチスタとアルトゥールだ。もしかしたら、タッデイとドニも退団するかもしれない。

ブラジル代表としてワールドカップに向けて準備中のJ・バチスタは、ヨハネスブルクのキャンプでドゥンガ監督から自由時間を与えられると、フェリペ・メロとプレイステーションをしているか、カカーやジュリオ・セーザルとゴルフに興じている。その彼は、来シーズンを前にイタリアを去ることになるかもしれない。同選手の獲得を望んでいるのはスペインのクラブだ。だが、J・バチスタはイングランド復帰を希望している。選手の代理人を務めるアレッサンドロ・ルッチ氏は、ベストの解決策を見つけるために、近いうちにヨーロッパへ来るだろう。現時点ではトッテナムからのオファーが最も良いようだ。一方で、アルトゥールについてはドイツやスペインのクラブが興味を示している。

一方、タッデイはローマにもう1週間の時間を与えた。契約延長に向け、本人は4年契約を望んでいるが、ローマは最大でも3年の契約を提示すると見られている。また、ドニは最近のクラウディオ・ラニエリ監督のコメントを快く思っていないようだが、「僕は問題を抱えた。出場機会が少なかったよ。でも、代表招集に応えるために、良い準備をしてきた」とコメントするにとどまった。金銭的にダメージのない移籍の可能性が出てきたら、ドニはスーツケースをまとめるだろう。そうでなければ、ローマに残るはずだ。