大雪の米国首都00
こちら大雪に埋もれ、吹雪いてさえいるホワイトハウス。「大雪非常事態宣言」が出され、連邦政府は現在4日連続で休業中という緊急事態になっています。

首都ワシントンD.C.では積雪量が140cmに達し、111年ぶりに観測記録を塗り替えました。さらにニューヨークやボストンへと大雪の範囲を広げているようです。

さてこの大雪ですが、悪いことばかりではないようで、なんと殺人などの犯罪も激減してるとのことです。

大雪の米国首都01
この冬の降雪量が140cmを超えた首都ワシントン。

5日から現在まで大雪に見舞われているワシントンでは、近郊の空港や公共交通機関まで運休となり、除雪で予算を使い果たし連邦政府に助成金を求めている状況です。

大雪の米国首都02
スキーでホワイトハウスの前を横切る市民。

そんな中、現地警察によって犯罪が減少してると発表されました。年初から今の時期の殺人事件は17件>10件と昨年同時期より4割減少、さらに雪が降りだした2月3日以降は1件も殺人事件が起きていないとのこと。

これだけ交通がマヒしていたら、犯罪している余裕もないといったところですが、地元の警官によると「大雪も原因と思われるが、2週間続いた晴天のときも殺人事件は起こらなかった」と述べており、単に大雪で身動きが取れなかっただけとも言えないようです。

大雪の米国首都03
ホワイトハウスの内部から。

尋常ではないことを物語る植木に積もった雪。まだ雪は続いているようで今後の成り行きが懸念されます。

ニューヨークなども歴史的大雪で欠航便が続出するなど、近年の異常気象の傾向はまだまだ続きそうです。

Blizzard drives down crime

関連記事