フランクフルトの長谷部 photo/Getty Images

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フランクフルトの激動のシーズンが終わった。リーグ戦の最終順位は7位だったが、ヨーロッパリーグではベスト4に進出するなどサポーターにとっても特別なシーズンになったことだろう。

そんな今季のフランクフルトでMVPを選ぶなら、誰になるのか。独『Frankfurter Neue Presse』がサポーターにアンケートを取っており、リベロとしてフル稼働した長谷部誠にも多くの票が入っている。

まず第5位はアウグスブルクから冬にレンタルで加入したDFマルティン・ヒンテレッガー。僅か4ヶ月ほどのプレイだったが、センターバックの一角として後半戦のチームを支えたヒンテレッガーに5.7%もの票が入っている。

第4位は6.8%でFWルカ・ヨビッチだ。想像した以上に票が伸びなかった印象だが、今季リーグ戦で17得点を決めたヨビッチこそ大躍進の立役者だ。ヨーロッパリーグでも重要なゲームで得点を決めるなど、勝負強さが光ったシーズンだった。

第3位は10.86%で長谷部だ。大ベテランとなった長谷部は3バックの中央から巧みにチームをコントロールし、ブンデスリーガでもトップレベルのセンターバックとの評価を得ることに成功した。個人的にもキャリア最高のシーズンとなったのではないか。

第2位は18.42%でFWセバスティアン・ハラーだ。ヨビッチ、アンテ・レビッチとの3トップは驚異の破壊力を誇り、相手チームを震え上がらせるユニットとなった。中でも中央でボールを収めるハラーの存在は大きく、ダビド・トレセゲ2世など様々な呼び名がつけられたほどだ。

そして第1位に選ばれたのは、MFフィリップ・コスティッチだ。ヨビッチと同じセルビア代表の一員でもあるコスティッチは、左のウイングバックとして活躍。主役というわけではなかったかもしれないが、今季は46試合に出場するなどフル稼働。実に40.38%もの票を獲得している。

果たしてフランクフルトはこの勢いを来季に繋げられるだろうか。移籍する者もいるはずだが、リーグ戦に集中できる来季はトップ4入りを狙いたいところだ。