パックごはんの需要拡大が止まらない。首位ブランド「サトウのごはん」を展開するサトウ食品(新潟市)では、今春に完了したライン増設だけでは追い付かず、工場の拡張を決めた。「家庭における非常用の備蓄食だったパックごはんは、いまや常備食、日常食になってきた。食卓出現率も非常に高まっている」。8月22日の新商品発表会で、社長の佐藤元氏が力を込めた。同社によれば、炊飯器の昨年の国内出荷台数は470万台。2010年に比べ