2023年に博多座で上演された「ME AND MY GIRL」は、1987年の月組初演以来、8度も再演されており、タカラヅカファンの間ではおなじみの作品だ。だが、今回の星組公演は実は7年ぶり、博多座では15年ぶりの再演であった。ロンドンの下町ランベスに育った青年ビルが、実は亡くなったヘアフォード伯爵の落とし胤であるとわかるところから物語は始まる。ビルの恋人サリーは彼のためを思って身を引こうとするが、ビルのサリーへの愛は揺る