全英オープン出場がかなり厳しい状況となった(撮影:福田文平)

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<日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2日目◇20日◇宍戸ヒルズカントリークラブ・西コース>
 茨城県にある宍戸ヒルズカントリークラブで開催中の国内男子メジャー「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」2日目。64位タイからスタートした宮里優作は痛恨の4パットでダブルボギーを叩くなどトータル2オーバーで予選落ちを喫した。今大会終了後賞金ランク2位までの選手に「全英オープン」の出場権が与えられるが、その切符は手嶋多一、藤田寛之、谷原秀人ら賞金ランキング上位選手の今大会結果にゆだねられた。
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 それは悪夢としか言いようが無かった。16番まで出入りの激しいゴルフを展開するもなんとかスコアを1つ伸ばしトータルイーブンパーとしていた。このままいけば予選突破できるスコアだった。17番パー4は多くの選手がスコアを落とす難ホールだが昨日はパーセーブ。この日もパーオンに成功。あとは2パットでOKなはずだった。
 しかし、そこからバーディパット、パーパットと連続してはずしてしまう。嫌な流れが立ち込めるが、残り1メートル。ここをしっかり決めれば、まだ18番でスコアを伸ばせる。ところが、その5打目は無常にもカップに収まることは無く、横をすり抜けていく。痛恨のダブルボギーに天を仰ぐしかなかった。
 結局、最後の18番でもスコアを伸ばすことはできず5バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの“73”でトータル2オーバー。カットラインに1打届かず、優作の「ツアー選手権」は幕を閉じた。
 現在賞金ランク2位。このまま下の選手に抜かれなければ全英の出場権獲得となるが、今大会は優勝賞金3,000万円をはじめ、賞金総額15,000万の国内でも有数の賞金額。初の海外メジャー挑戦が絶望的な状況に、「残念です・・・」と漏らすのがやっとだった。
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