中国のレストランでは10軒に1軒が下水に捨てられた油を使っている
レストランや屋台などでは美味しい料理を食べたいものですが、食の安全を叫ばれる昨今、やはり衛生面や安全面を一番に求めたいところです。
中国のレストランのうち10%が、いったん排水溝に捨てられた油を使用しているとのニュースがありました。
油を使った料理の多い中華料理ですが、武漢市にある大学研究室の学生が調査をしたところ、年間2〜3トンの排水油が再び食事として戻ってきているとのことです。
これらはもちろん正規のリサイクル・クッキング・オイルのことではなく、国中の排水溝などから仕入れたもので、油にはアフラトキシンなどの発がん性物質なども含まれているそうです。
本当であれば豚などの飼料として売られるべきものですが、人間の食事向けに戻ってくるものもずいぶんとあると言い、10軒に1軒のレストランが下水からの油を調理に使っているとの調査結果が出ています。
もちろん違法ですが、下水から再利用した油が消費されていることは暗黙の了解となっており、以前から話題に上っていたと言います。
日本でも賞味期限切れの食品が大きなニュースになりますが、中国の例を聞くと、大したことないように感じてしまうのが怖いところです。
実際、毒餃子の問題が起こったときも、日本側は過剰反応しすぎというのが中国側の反応でしたが、安全に関しては過剰反応くらいでちょうど良いのかもしれません。
Million tons of swill-cooked oil back on table