錦織圭 1回戦での約1年2か月ぶりのツアー本戦勝利は、新たな偉大な記録を刻んでいた
【米ワシントン(31日)=吉松忠弘】今季限りでの引退を表明した元世界ランキング4位の錦織圭(ユニクロ)は、27日に行われた1回戦で商竣程(中国)を破り、2025年5月19日にジュネーブ・オープンで勝って以来、434日ぶりにツアー本戦で勝利を挙げた。
2026年、錦織は、今大会前に5大会に出場したが、すべてツアー下部大会だった。今大会の勝利は、今年、ツアー本戦初出場で初勝利だった。そして、この1勝で、錦織は、20シーズン連続で、ツアー本戦で勝ち星を挙げた11人目の選手になった。
記念すべき初勝利は、2007年に米国のインディアナポリス選手権で予選を勝ち上がり、7月24日、本戦1回戦で、アレハンドロ・ファジャ(コロンビア)に6−4、6−3で勝った1勝だ。当時、錦織は17歳で世界373位。ファジャは23歳で同130位だった。錦織はベスト8まで進出している。
目立たないが、長年、世界の一線で活躍してきたことを証明する歴史である。ツアーを統括するATP(男子プロテニス協会)によると、ATPがツアーを統括した1990年以降、毎年、ツアー本戦で勝ち星を挙げた連続最長シーズンは24。4大大会20度の優勝を誇るロジャー・フェデラー(スイス)と、ツアー16度の優勝のリシャール・ガスケ(フランス)の2人が達成している。
◆1990年以降、連続20シーズン以上ツアー本戦で勝ち星を挙げている選手
〈1〉24シーズン フェデラー(スイス)、ガスケ(フランス)
〈2〉23 ナダル(スペイン)、ジョコビッチ(セルビア)、モンフィス(フランス)
〈3〉22 バブリンカ(スイス)
〈4〉21 ロペス(スペイン)、ベルダスコ(スペイン)
〈5〉20 マリー(英国)、カロビッチ(クロアチア)、錦織

