笹野高史さん(撮影:田口真佐美)

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俳優の笹野高史さん(78)が、シネマ歌舞伎『らくだ』のトーク付き上映会に登場。8月に歌舞伎座の舞台へ初出演することが決定している笹野さんが、思いを語りました。

8月2日から歌舞伎座で開幕する『八月納涼歌舞伎』で、2025年11月に64歳で亡くなった四世片岡亀蔵さんをしのび『らくだ』を上演することを記念して行われた今回のイベント。上映されたのは、2008年8月、『八月納涼歌舞伎』で亀蔵さんが十八世中村勘三郎さんや十世坂東三津五郎さんと共演した公演です。

亀蔵さんが演じているのは、死人の役・駱駝の馬太郎。ゾンビが大好きだったという亀蔵さんは、化粧に独自の工夫を施し、自身の当たり役としました。

平成中村座やコクーン歌舞伎などで亀蔵さんと共演し、淡路屋の屋号を持つ笹野さんと、亀蔵さんの兄・片岡市蔵さん(67)が参加した今回の上映会。笹野さんは、亀蔵さんについて「最初にコクーン歌舞伎で顔を合わせた際は、何やら無口で気難しそうな男だなという印象でした。ところがいざ始まってみると、これ以上なく愉快で、本当に心根の優しい人物。海外公演でもよく食事を共にしました。大人になってからも、これほど心の通い合う友人ができるものなのだなと」としのびました。

また、市蔵さんは「最近は弟と同じ公演に出演するのは1年に1度ほど。別の劇場に出演していることが多かったので、今でも、彼はどこか別の劇場で出演しているような、そんな不思議な感覚が拭えません。ただひたすらなんでいないのかなとキョトンとした感覚があります」と語りました。

そして、8月に歌舞伎座で上演される『らくだ』には、市蔵さんが馬太郎役で出演するほか、笹野さんも出演。今回が歌舞伎座の舞台初出演となる笹野さんは「とにかくプレッシャーに押しつぶされそうです。お手柔らかに」と緊張感を見せながらも「大向うで『淡路屋』と聞こえたら涙がでてしまうかも」と思いを語りました。