■そこそこ役に立つカメラはけっこう重宝


ケータイのカメラはさっと取り出してさっと撮るという使い方から考えると、この708SCのカメラはけっこう便利だ。サイドにあるカメラキーの長押しで起動し、もう一度押すことで撮影が完了する。

オートフォーカス機能は準備されていないので押したらすぐに撮影が実行される。また、マクロ機能は用意されていない。ケータイの大きさや薄さ、それとカメラのスペックだけを見ていると、使えなさそうな感じと思いがちだが、実際に撮影してみるとそこそこキレイなので、筆者はそれなりに使いものになると思うのだがいかがだろうか。

●晴天時に屋外で撮影した写真

●屋外光の入る屋内にて撮影した写真


●屋内で撮影した写真


●蛍光灯下(左)と電球下(右)で撮影した写真


●夜景を標準モード(左)と夜モード(右)で撮影した写真



■Kijimoto's EYE:

この端末を実際に使ってみて便利だと感じたのは持ち歩いたときだ。筆者は胸ポケットにケータイを入れることが多いので、この薄さ、この重さはありがたい。重さで胸ポケットが下にずれようとすることもないし、胸ポケットが膨れるってこともない。

ただ、薄さで犠牲にしているのが操作性で、やはりどうしても打ちづらいという印象は否めない。多少は慣れるのだろうが、やはり小さく作ってあるだけに使いづらさはしかたがないのかもしれない。小さくて軽くて機能が豊富なのでけっこういい端末だと思うが、多少犠牲にしているところもあるということを認識して購入した方がいいだろう。

話は変わるが、この端末について人と話をしていて気づいたのだが、「最薄ケータイ」を「さいうすケータイ」って言う人が多い。「さいはくケータイ」がしっくりくると筆者は思うのだが、テレビなど見ていても「さいうす」と言う人が多い。とにかく、重箱読みして送り仮名をはずしてってなんか違うなぁって感じがするのは筆者だけなのかな。そういう読み方をするなら「超薄(ちょううす)ケータイ」の方がしっくりくるような気がするのだが。


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編集部:木地本 昌弥
「パソコンですぐできる写真俳句」(毎日新聞社) 「その場で解決!ファイル操作とデータ管理」(技術評論社)など50冊以上の書籍を執筆。携帯電話やパソコン、IT関連から取扱説明書まで執筆ジャンルは幅広く、ITジャーナリスト・携帯電話評論家としてテレビやラジオ、講演もこなす。詳細は、著者のホームページ「我流珍述」プロフィールページまで。

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